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セリエ・イピカ・デル・カリベ(中米選手権)

レース史

1964年、プエルトリコで『特別競走委員会(Comité de Clásicos)』が創設された。同年10月1日、委員会はコロンビア、ジャマイカ、メキシコ、パナマ、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、プエルトリコの3歳馬で争われるダート1800mのレースを作ることを決定した。これがセリエ・イピカ・デル・カリベ(中米選手権)、および、クラシコ・デル・カリベ(中米ダービー)の始まりである。後にドミニカ共和国が加わる。当初はキューバも参加予定だったが、キューバ革命と革命政権の影響で参加することはなかった。

1966年6月26日、プエルトリコのエル・コマンダンテ競馬場で記念すべき第1回クラシコ・デル・カリベが行なわれた。パナマ、コロンビア、ドミニカ、ベネズエラ、プエルトリコの3歳馬が集結し、グスタボ・アビラが騎乗したベネズエラ代表のビクトレアード(Victoreado)が​、アンヘル・コルデーロ騎乗のプエルトリコ代表エルレベルデ(El Rebelde)を破って優勝した。

2002年に開催されるレースが増え、アメリカのブリーダーズカップのような競馬の祭典となった。現在、中米選手権は各国の競馬場持ち回りで開催され、『​ラシコ・デル・カリベ』に加えて米オークスである『コパ・ダマ・ル・カリベ中米の古馬王者決定戦である『コパ・コンフラテルニダー、中米の古馬女王決定戦である『コパ・コンフラテルニダー・ジェグアス、中米の3歳スプリント王決定戦である『コパ・ベロシー・デル・カリベ、主に外国産馬(中米・カリブ海産以外)の最強馬決定戦である『コパ・インビタシオナルの計6レースが行なわれる。2歳戦は行なわれないが、1971年のベネズエラ開催で『クラシコ・フベニール・デル・カリベという2歳戦が1度だけ開催されたことがある。

2017年から2019年の3年間はアメリカ・フロリダ州にあるガルフストリームパーク競馬場で開催された。2020年はプエルトリコのカマレーロ競馬場で開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大と競馬場の改修工事が遅れた影響で開催中止となった。

開催地

プエルトリコ 28回

66年、68年、74年、77年、78年、81年、82年、83年、87年、89年、91年、92年、93年、94年、96年、00年、01年、02年、03年、04年、05年、06年、07年、08年、09年、12年、16年、21年

ベネズエラ 10回

67年、71年、75年、80年、85年、90年、97年、10年、14年、22年

パナマ 8回

70年、73年、84年、99年、11年、13年、15年、23年

メキシコ 4回

69年、76年、86年、88年

アメリカ 3回

17年、18年、19年

ドミニカ 1回

95年

トリニダード・トバゴ 1回

98年

未開催 3回

72年、79年、20年

レースと歴代優勝馬

※レース名を選択して歴代優勝馬とレース映像を表示

優勝回数

パナマ 15勝
ベネズエラ 14勝
メキシコ 14勝
プエルトリコ 9勝
コロンビア 1勝
​ドミニカ 1勝

優勝回数

プエルトリコ 7勝
パナマ 5勝
ベネズエラ 5勝
​メキシコ 3勝

優勝回数

ベネズエラ 13勝
パナマ 8勝
メキシコ 6勝
プエルトリコ 5勝
コロンビア 1勝
ドミニカ 1勝
ジャマイカ 1勝
​エクアドル 1勝

コパ・コンフラテルニダー・ジェグアス …… 中米の古馬女王決定戦

優勝回数

メキシコ 1勝
​ベネズエラ 1勝

優勝回数

ベネズエラ 8勝
メキシコ 5勝
パナマ 4勝
​プエルトリコ 3勝

優勝回数

パナマ 7勝
プエルトリコ 6勝
ベネズエラ 4勝
​メキシコ 1勝

記録

最多参加国

1998年のトリニダード・トバゴ開催で、パナマ、ベネズエラ、エクアドル、トリニダード・トバゴ、グアテマラ、ジャマイカ、プエルトリコ、ドミニカ、コロンビアの9ヶ国が参加。

最多出走数

唯一の参加

最多勝利騎手

最多勝利調教師

ダービーレコード

ダービー最大着差

2021年、55頭の出走予定馬。

1997年、ルガーノ(Lugano)がコスタリカ産馬として最初で最後の大会参加。

エミサエル・ハラミージョ騎手の大会通算15勝。

アルベルト・パス・ロドリゲス調教師の大会通算10勝。

2010年、ウォータージェット(Water Jet)の1分48秒80。

1975年、メキシコ代表のテシウトラン(Teziutlán)が11 1/2馬身差で勝利。

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