
【紹介】フィルマメント牧場2019年産馬セール
10月10日から、アルゼンチンのセールサイト "Antonio Bullrich S.A." にて、『フィルマメント牧場2019年産馬春季セール』が開催される。フィルマメント牧場は、アルゼンチンのNo.1生産牧場である。今回は37頭が上場され、牡馬は20頭、牝馬は17頭である。と

偉大な父の名を背負って、米GⅠ馬イバールが始動
アグネスゴールドの最高傑作イバール(Ivar)が、10月9日にキーンランド競馬場で行なわれるGⅠキーンランド・ターフ・マイルS(芝1600m - 3歳以上)で復帰することが分かった。昨年までシャドウェル・ターフ・マイルSと呼ばれていたレースである。イバールは昨年の勝ち馬であり、2

ウルグアイ・オークスと、ウルグアイ3冠競走第2戦目を展望
10月3日、ウルグアイのマローニャス競馬場でGⅠセレクシオン(ダ2000m - 3歳牝馬)と、GⅠジョッキークルブ(ダ2000m - 3歳)が行なわれる。前者はウルグアイのオークスにあたり、後者はウルグアイ3冠競走の第2戦目になる。セレクシオンには12頭が出走する。うち6頭が、9

ベネズエラの『鞭盗み犬』ジョシュア君が8歳で死去
ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場にはジョシュア(Joshua)という名前の犬がいた。アブラハム・カンポス調教師の厩舎で飼われており、競馬場のマスコットとして関係者から大いに愛されていた。なぜジョシュア君は愛されたのか。その理由は彼のイタズラにある。ジョシュア君には、近くを通りか

「アグネスゴールドはブラジル競馬史上最高の種牡馬の1頭である」
現地時間9月27日、ブラジルのファゼンダ・モンデシール牧場で繋養されていたアグネスゴールド(Agnes Gold)が亡くなった。23歳だった。ブラジル・スタッドブック、ブラジル・ジョッキークラブなどが報じた。パウロ・ベルガモ獣医師によると、アグネスゴールドは右上腕骨を骨折し、予後

隻眼の名馬エモーションオーペンが怪我により電撃引退
9月26日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅢイタリア(ダ2000m - 4歳以上)が行なわれた。このレースは、10月24日にウルグアイのマローニャス競馬場で開催される南米選手権GⅠラティーノアメリカーノ(ダ2000m - 3歳以上)にアルゼンチン代表として出走するエモーションオ

スペイン3冠最終戦ビリャメホールはドミゴーが復活の勝利
9月26日、スペインのサルスエラ競馬場でカテゴリーA競走ビリャメホール(芝2800m - 3歳)が行なわれた。このレースはスペインのセントレジャーであり、スペイン3冠競走の最終戦にあたる。馬群の真ん中からリカルド・ソウザ騎乗の4番人気⑤ドミゴー(Domi Go)が抜け出し、ホワイ

3歳馬ミベシーノがメキシコ最大の競走を制して新王者に輝く
9月25日、メキシコのラス・アメリカス競馬場でGⅠハンディキャップ・デ・ラス・アメリカス(ダ1911m - 3歳以上)が行なわれた。このレースはメキシコ最大のGⅠ競走である。ホセ・ルイス・カンポス騎乗の7番人気⑦ミベシーノがハナを奪い、ガウデンシオ・デ・ヘスース騎乗の6番人気⑧ア

ジョバニーナがメキシコ女王の座を守る
25日、メキシコのラス・アメリカス競馬場でGⅠハンディキャップ・デ・ラス・エストレージャス(ダ1810m - 3歳以上牝馬)が行なわれた。最後方からもの凄い勢いでポジションを上げていったホセ・オルテガ騎乗の圧倒的1番人気ジョバニーナ(Giovannina)が、直線半ばであっさりヘ

地球上の馬の1%が半野生的な生活を送っている
国連食糧農業機関(FAO)によると、世界にはおよそ5800万頭の馬がいる。そのうち野生化した馬、すなわち、人間の手を借りていない、もしくは人間との接触が最小限という野生状態で生きる馬は約60万頭である。この数値は、今年9月16日から19日にかけてマラガで開催された第5回生物多様性

GⅠマウリシオ・セラーノ・パルマ:シーキングザダイヤ産駒の1000ギニー馬ヴィータダマンマが牡馬に挑む
10月2日にチリのチレ競馬場で行なわれるGⅠグラン・クリテリウム・マウリシオ・セラーノ・パルマ(ダ1900m - 3歳)の登録馬が発表された。このレースはチレ競馬場4冠競走の第3戦目にあたる。登録14頭のうち、牡馬が11頭、牝馬が3頭である。牡馬の大将格は、GⅠ2000ギニーの勝

ピンパーズパラダイスが現役引退、種牡馬に
南米最高レーティングを誇るブラジルのピンパーズパラダイス(Pimper's Paradise)が現役を引退して種牡馬になる。現地時間9月20日にブラジル・ジョッキークラブが発表した。ピンパーズパラダイスは父プットイットバック、母バイバイキャロライン、その父ロイヤルアカデミーという

ベネズエラのイバン・ピメンテル騎手が2年間の騎乗停止
ベネズエラからまた1人、有力な騎手が長期の騎乗停止を科されてしまった。イバン・ピメンテル騎手である。9月19日の開催終了後、ベネズエラ競馬機関は採決レポートを発表した。その中に「イバン・ピメンテル騎手とミゲル・メヒーアス調教師をグランタトゥー号(Gran Tatú)の件で2年間の

新種牡馬の活躍が目立つアルゼンチン
アルゼンチン競馬にとって今年は新種牡馬の当たり年と言っていいだろう。前述のヒットイットアボムに加え、スーパーセイヴァーやダニエルブーンといった種牡馬の初年度産駒が結果を残している。9月20日まででアルゼンチンの2,3歳GⅠは11戦行なわれたが、うち4勝が新種牡馬の仔によるものであ

セラーノがエクアドル・ダービーを制して2冠馬に
9月19日、エクアドルのミゲル・サレン・ディーボ競馬場でデルビー・ナシオナル(ダ2000m - 3歳)が行なわれた。このレースはエクアドル3冠競走の最終戦であり、エクアドルのダービーにあたる。グラナダガールが出走を取り消し、レースは6頭立てで行なわれた。スタートの良かった①セラー

リベンジへ、ウルグアイ馬が再びドバイ遠征
海外のビッグレースを勝つための必須条件はなんだろうか? 強い馬を育てることでも、上手い騎手を用意することでもない。出走することである。そのレースのゲートに入らなければ、勝ちも負けもない。今年、5頭のウルグアイ産馬がドバイに遠征した。アフステフィスカル(Ajuste Fiscal)

アグネスゴールド・ブーム到来か?GⅠ2勝のオルフェネグロがアメリカに売却
二度も種牡馬失格の烙印を押され、とうとうブラジルまで流された日本のアグネスゴールドだが、世界がようやくその血の偉大さに気づいたのかもしれない。ブラジル・ジョッキークラブによると、アグネスゴールド産駒のGⅠ2勝馬オルフェネグロ(Orfeu Negro)が、アメリカの馬主に売却され、

アグネスゴールド産駒のGⅠ馬クーロエカミーチャが香港へ移籍
ブラジルから香港への移籍が、それもアグネスゴールド産駒の移籍が続く。今年3月14日に行なわれたブラジル(カリオカ)3冠競走の第2戦目であるGⅠフランシスコ・エドゥアルド・イ・リンネオ・エドゥアルド・ヂ・パウラ・マシャード(芝2000m - 3歳)を優勝したクーロエカミーチャ(Cu

粒ぞろいなアルゼンチン3歳牝馬
2018年世代を牽引するのが、ストームエンブルハード産駒のカルタエンブルハーダ(Carta Embrujada)である。ラ・レジェンダ・デ・アルコ牧場の生産・所有であるこの牝馬は、2歳時にGⅠホルヘ・デ・アトゥーチャ(ダ1500m - 2歳牝馬)を優勝し、前走GⅠポージャ・デ・ポ

無敗の3冠牝馬サンドバレーラが止まらない!
9月12日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でGⅡミラード・ズィアディー(ダ1800m- 3歳)が行なわれた。わずか5頭立てだったが、無敗の3冠(4冠)牝馬サンドバレーラ(Sandovalera)、ベネズエラの2000ギニーにあたるGⅠホセ・アントニオ・パエス(ダ1600m -