
#StopWar:スペイン競馬からウクライナへ
ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、ウクライナとの連帯を訴える行動が競馬界でも起こった。3月9日、スペインのサルスエラ競馬場はHPで、13日の開催を「Stop War:ウクライナ支援開催」とし、その日行なわれる6レースすべてにおいて騎手が黄色と水色の染め分け帽、つまり、ウクライナ・カ

スペイン最大の競走マドリードがリステッド競走に返り咲く
6月25日にスペインのサルスエラ競馬場で行なわれる同国最大の競走マドリード(芝2500m - 3歳以上)が、リステッド競走に認定された。2月28日に欧州・地中海地域競馬連盟が発表し、サルスエラ競馬場も HP 上で明らかにした。スペインがブラックタイプ国に戻ってきた。国際セリ名簿基

スペイン産馬フリオーソが雪上のGⅡサン・モリッツを優勝
2月20日にスイスのサン・モリッツ競馬場で行なわれたGⅡサン・モリッツ(雪2000m - 4歳以上)は、ヴァーツラフ・ヤナーチェク騎乗のスペイン産馬⑫フリオーソ(Furioso)が、2番手から抜け出して2着に4馬身差をつける快勝をおさめた。情熱と太陽の国の馬がホワイトターフで輝い

日本産まれのオリエンタルがスペインで種牡馬入り
2019年のスペイン年度代表馬オリエンタル(Oriental)が、今年の2月からスペインのセビーリャにあるモンタネーサ牧場で種牡馬として供用されることになった。アウトサイダー・ブラッドストックのフランシスコ・ベルナール氏が Twitter で明らかにした。昨年9月の段階ですでに現

"弁護士ジョッキー"がスペイン下半期最大のレースを優勝
弁護士になれる頭脳を持った人はごく一握りだろう。騎手になれる身体能力を持った人もごく一握りだろう。ならば、弁護士にも騎手にもなった人は神がかり的な能力の持ち主に違いない。10月17日、スペインのサルスエラ競馬場でカテゴリーA競走メモリアル・ドゥケ・デ・トレード(芝2400m -

南米の報道で見る凱旋門賞と日本馬の地位
アルゼンチン『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』2頭の3歳馬に多くの注目が集まる。アダイヤーとハリケーンレーンのゴドルフィン勢である。スノーフォール、ラヴ、ブルームのチーム・バリードイル、BCターフの勝ち馬タルナワ、そして、日本のクロノジェネシスも高いレベルにある。

スペイン3冠最終戦ビリャメホールはドミゴーが復活の勝利
9月26日、スペインのサルスエラ競馬場でカテゴリーA競走ビリャメホール(芝2800m - 3歳)が行なわれた。このレースはスペインのセントレジャーであり、スペイン3冠競走の最終戦にあたる。馬群の真ん中からリカルド・ソウザ騎乗の4番人気⑤ドミゴー(Domi Go)が抜け出し、ホワイ

スペイン競馬にとって歴史的な週末。スペイン馬が2日連続でドイツ重賞を勝利
スペインは競馬後進国である。というのは、すでに間違った見方なのかもしれない。9月4日と5日にドイツのバーデンバーデン競馬場に遠征した2頭のスペイン馬がそれを証明した。4日、スペインのギリェルモ・アリスコレータ調教師の管理馬であるキティーマリオン(Kitty Marion)が、GⅢ

スペインで19歳の女性騎手が奇策を実らせ大金星
8月22日、スペインのサン・セバスティアン競馬場でカテゴリーB競走ゴビエルノ・バスコ(芝1600m - 3歳以上)が行なわれた。6月のクラウディオ・カルデル、10月のイスパニダーと並び、スペイン・マイル路線の中核を担うビッグレースである。昨年のスペイン最優秀マイラーであるアメデオ

マラカイがスペイン牝馬2冠を達成。デルビーは伏兵ホワイトベイの勝利で大波乱
6月5日、スペインのマドリードにあるサルスエラ競馬場で、スペインのオークスにあたるカテゴリーA競走ベアモンテ(芝2400m - 3歳牝馬)と、ダービーにあたるカテゴリーA競走ビリャパディエルナ(芝2400m - 3歳)が行なわれた。

スペイン・オークス/ダービーを展望
月5日、マドリードにあるサルスエラ競馬場で、カテゴリーA競走ベアモンテ(芝2400m - 3歳牝馬)と、カテゴリーA競走ビリャパディエルナ(芝2400m - 3歳)が行なわれる。前者はスペインのオークスにあたり、後者はダービーに相当する。

ヌーソーカナリアス:「誰がこの馬の価値を決められるというのだ?」
スペインの最強馬は誰か? ヌーソーカナリアス(Noozhoh Canarias)である。それ以外の答えは認められないし、認められるべきでもない。もしヌーソーカナリアスと答えなければ、それはスペイン競馬を知らないか、人と違うことを言って目立ちたいだけの面倒な人間である。

スペイン最後の騎士『アルブルケルケ公』
アルブルケルケ公が8歳のとき、父親からあるニュース映画を見せられた。「これまで見たものの中で、もっともエキサイティングな映像だった。このレースに乗らなければならないと思った」と、彼は後に振り返った。このとき、彼は騎手になることを決意した。そのレース映像こそ、彼が歴史を創るレースで

スペイン馬レイナマドレが仏GⅢを勝利、1000ギニーへ視界良好。
8日、ドーヴィル競馬場で行なわれたGⅢアンプリュダンス(芝1400m - 3歳牝馬)は、クリストフ・スミヨン騎乗の元スペイン調教馬レイナマドレ(Reina Madre)が、上がり最速となる33.95の末脚で、スカイエンジェル(Skay Angel)を差し切って優勝した。勝ちタイム

セントゥリオンとは何者か?
ここ2,3年、欧米のセールで活発な動きを見せている新興馬主がいる。スペインの『セントゥリオン』である。では、セントゥリオンとはいったい何者なのか?

誰も知らない競馬の奇跡:アクトンとロネオ
この日再び「何か特別で、何か魔術的なこと」が起こった。リカルドが右鞭を入れて激しいアクションでロネオを追い続けると、残り100mでまるで別の馬に変身したかのようにもう一伸びし、見事1着でゴール板を駆け抜けた。競馬の神様がまたもマリーノ・ゴメスに微笑んだ。

これがスペイン競馬だ!オススメレース5選
フランス語のグラン・プリは、スペイン語でグラン・プレミオという。約100年におよぶスペイン近代競馬史において、女性騎手がグラン・プレミオとつけられた競走を制したことは一度もなかった。しかし2020年、ニエベス・ガルシーア騎手によってついに歴史が動いた。

競馬界の悲劇:7頭の馬が馬運車火災により死亡
木曜日の夜、スペイン競馬がここ数年で最悪の悲劇の1つに見舞われた。サラブレッドを輸送していたトラックが炎上し、乗っていた7頭が死亡したのである。悲劇はフランスで起こった。運転手は3頭を救出したが、6頭は死に、残り1頭は後に安楽死となった。

スペイン競馬史に名を刻んだ女性騎手ニエベス・ガルシーア
競馬は日本に限らず男社会である。性差による運動能力や筋肉量の違いから、必然的にそうなってしまうのは仕方ない。しかし、藤田菜七子騎手をはじめ、ホリー・ドイル騎手、ミカエル・ミシェル騎手と、近ごろは女性騎手の活躍が目立っている。スペインでも1人の女性騎手が、マチスモ色が濃い国のマチス

ボルハ・ファヨス、配達人のスター
ボルハ・ファヨスはもっとも優れたスペイン人騎手の1人である。昨年はスペイン、フランス、モロッコで騎乗し、約100勝をあげた。しかし、彼はCovid-19による危機のため、別の職業に就かなければならなくなった。これがもっとも成功をおさめた騎手でさえ直面しなければならないスペイン競馬