• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

【紹介】ラ・パシオン牧場&フィルマメント牧場 繁殖牝馬セール

 4月29日、アルゼンチンの "Antonio Bullrich S.A" にて『ラ・パシオン牧場&フィルマメント牧場 繁殖牝馬セール』が開かれる。


 ラ・パシオン牧場は、これまで数々の名馬を輩出してきた。日本の競馬ファンにとってもっとも馴染み深い生産馬は、マルアコストゥンブラーダ(Malacostumbrada)、つまり、レシステンシアとグラティアスの母である。


 フィルマメント牧場は、2000年に入ってから計17度もアルゼンチン最優秀生産牧場に選出された、いわばアルゼンチンのノーザンファーム的存在である。アルゼンチン最良の繁殖牝馬がここで飼養されている。


 今回上場されるのは、繁殖牝馬50頭、2020年産馬7頭、現役馬19頭である。カタログは こちら から閲覧・ダウンロードすることができる。ラ・パシオン牧場から上場される繁殖牝馬はイルメルカートなどの仔を、フィルマメント牧場から上場される繁殖牝馬はヒットイットアボムなどの仔を受胎している。


 ラ・パシオン牧場からの上場馬で注目なのは、上場番号2番キャンディークッキー(Candy Cookie)である。同馬は母母にキャンディライドの母であるキャンディーガールを持つ。また、近親にはトムズデーター(Tom's D'etat)もいる。上場番号22番アナコネッタ(Anaconetta)は、GⅠ3勝をあげてアルゼンチン最優秀3歳馬に選出されたアナエロビオ(Anaerobio)の半妹にあたる良血である。


 フィルマメント牧場では、上場番号33番ゴレアーダシアトル(Goleada Seattle)は、日本の ASRUN で繋養されているフーイズフー(Who Is Who)の半妹にあたる。上場番号37番ティナーハニステル(Tinaja Nistel)は、母のティナチャンプ(Tina Champ)が重賞馬であるだけでなく、2004年のGⅠデ・オノールの勝ち馬ティノウウェルズ(Tino Wells)をはじめ3頭の重賞馬を輩出した。


 カタログの51番からは、2020年産馬と現役馬のセールになる。目立った良血馬や活躍馬はいないが、掘り出し物が埋もれているかもしれない。


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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