• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

【結果】ラ・パシオン牧場2019年産馬セール


アメリカンウォーリアー(American Warrior) 写真:Antonio Bullrich S.A https://antoniobullrich.com/producto/american-warrior/

 4月27日、アルゼンチンのセールサイト "Antonio Bullrich S.A" にて、『ラ・パシオン牧場2019年産馬セール』が開催された。イージングアロング、ボードマイスター、リザードアイランド、マニピュレーターの産駒53頭が上場され、売却総額は123万1500ドルだった。


 セール最高額となる12万2000ドルで落札されたのは、上場番号9番アメリカンウォーリアー(American Warrior)である。父イージングアロングは2019年産がラストクロップとなる。落札者はアルゼンチンのマリーアス・デル・スル。同馬の半兄ミステリートレイン(Mystery Train)は、2014年のGⅠデ・オノールとGⅠレプブリカ・アルヘンティーナを優勝するなど重賞5勝をあげ、アメリカでもブラックタイプ競走を勝利した。半姉アメリカンソング(American Song)は2019年のGⅠヒルベルト・レレーナの勝ち馬。もう1頭の半兄アメリカンタトゥー(American Tattoo)も2018年のGⅠポージャ・デ・ポトリージョスの勝ち馬で、現在はアメリカで現役続行中である。


■ アメリカンウォーリアー(American Warrior)



 上場番号20番メディーナ(Medhina)には、2番目となる9万ドルの値がついた。父は2019年産馬がアルゼンチン初年度となるボードマイスター。母モシージャ(Mozilla)は現役時代に重賞3勝を含む9勝をあげた。本馬は2番目の仔となる。


 3番目に高い落札となったのは、同じくボードマイスター産駒の上場番号19番ラウルス(Laurus)。母ラミヌーサ(La Minusa)は6勝をあげた。叔父にはGⅠ5勝のエルガルーファ(El Garufa)がおり、牝系図にはエルコンソルテ(El Consorte)やエルコンピンチェ(El Compinche)といったGⅠ馬の名がある。


 牝馬の最高価格となったのは、リザードアイランド産駒の上場番号53番デボータスカーレット(Devota Scarlet)。ディエゴ・アロサメーナ氏が3万5000ドルで落札した。


 GⅠ馬ダンディーデルバリオ(Danddy Del Barrio)の半弟である上場番号33番ディキシーカップ(Dixie Cup)、カルロス・ペジェグリーニ馬イルメルカート(Il Mercato)の半弟である上場番号36番イルカピターノ(Il Capitano)は「ジュンタ(Yunta)」となった。ジュンタとは、スペイン語で「2頭立て」を意味する。購入者は2頭のうち好きな馬を選び、残った方は別の馬主の所有になるという仕組みである。たとえば、イルカピターノは6万5000ドルで落札された上場番号5番ディビセンソと「ジュンタ」になったが、購入者であるアグスティン・ビジャミル氏はどちらか好きな方を所有し、選ばれなかった馬が別の馬主に回される。


 セールの結果は "El Turf" で閲覧できる。ラ・パシオン牧場は、4月29日にもフィルマメント牧場と合同で繁殖牝馬セールを開く。


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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