• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アグネスゴールド産駒ジャスティファイマイラヴが重賞初制覇


写真:Hipódromo San Isidro(@HipodromoSIhttps://twitter.com/HipodromoSI/status/1431732128425852928

 8月28日、アルゼンチンのサン・イシドロ競馬場でGⅡラ・ミッション(芝2000m - 4歳以上牝馬)が行なわれた。アドリアン・ジャネッティ騎乗の2番人気⑤ジャスティファイマイラヴ(Justify My Love)が、縦長になった馬群の中団を追走すると、直線鋭い末脚で後続を突き放して優勝した。良馬場の勝ちタイムは2分2秒06。1 1/2馬身差の2着には一緒に脚を伸ばした1番人気の③ドニャゴタ(Doña Gota)が入り、フアン・エチェチュリー調教師の管理馬によるワンツー決着となった。離れた3着は⑥ジョイベリーカ(Joy Velika)だった。


 ジャスティファイマイラヴは父アグネスゴールド、母ザフィーラ、その父レダットーレという血統の4歳牝馬。生産はブラジルのヒオ・ドイス・イルマノス牧場(RDI)で、馬主もRDI。アグネスゴールド×レダットーレというのは、2020/21シーズンのブラジル最優秀種牡馬とブラジル最優秀内国産種牡馬という組み合わせである。なお、アグネスゴールド産駒によるアルゼンチン重賞制覇は、2019年6月29日にGⅠエストレージャス・ジュヴェナイルを勝ったイバール(Ivar)以来、約2年2ヶ月ぶりである。


 2020年12月27日にサン・イシドロ競馬場で行なわれた芝1200mのデビュー戦を快勝したが、その後の2戦は結果が出なかった。しかし、今年5月8日の条件戦を6馬身差で圧勝してから軌道に乗り、前走GⅡオメガ(芝1600m - 3歳以上牝馬)では直線で進路に苦しみながら4着と好走した。2000mはキャリア最長距離だったが、アグネスゴールドらしい爆発力を見せて重賞初制覇をおさめた。通算成績は6戦3勝(重賞1勝)。


「想像どおり、いや、想像以上に上手くいった。初めての2000mとなったこの牝馬をアドリアンがコントロールできるかどうか少しだけ不安だったが、馬は驚くほど素直だった。冷静にレースを見ていられた。アドリアンの騎乗は素晴らしかったし、馬には10点満点をあげたい」と、レース後にエチェチュリー調教師は述べた。


 アルゼンチンの古馬牝馬路線は重賞ごとに勝ち馬が異なり、混迷を極めている。今回の勝利でジャスティファイマイラヴもトップ争いに加わった。今後は、12月にサン・イシドロ競馬場で行なわれるアルゼンチン最強牝馬決定戦GⅠコパ・デ・プラタ(芝2000 - 3歳以上)に向けてローテーションが組まれる。アルゼンチンの重賞牝馬は日本の生産者のお得意様であるため、その先には日本に輸入されるという道もあるかもしれない。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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