• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アルゼンチンで12歳の天才実況少年がデビュー


写真:Alma de Turf https://www.facebook.com/watch/?v=4220517164637123

 世の中には、12歳でオリンピックのメダルを獲得する天才もいれば、12歳で競馬場の公式実況者としてデビューする逸材がいる。


 8月23日、アルゼンチン・パレルモ競馬場の第11Rで、ダンテ・ピッツォーネ(Dante Pizzone)が公式実況者としてデビューする。「ピキ」の愛称で親しまれるこの人物は、なんと12歳の少年である。


 ピキは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの中心部にあるカバジート地区で父ダリーオ、母マリエラ、弟ドメニコと暮らしている。曾祖父、祖父、父、いずれも競馬好きで、家族から競馬への情熱を受け継いだ。好きな騎手はアルゼンチンNo.1のフランシスコ・ゴンサルヴェス、好きな調教師はアルフレード・ガイタン師だという。


 12歳の少年が実況者になるまでの道程は偶然だった。昨年、アルゼンチンは新型コロナウイルスによるロックダウンを経験した。ロックダウン期間中、ピキはやることがなかった。暇つぶしに選んだのが、インターネットで競馬中継を見ることだった。そのとき、競馬実況に衝撃を受けた。ノートパソコンにマイクを接続し、自ら実況してみることにした。毎日練習を重ね、その様子を YouTube に上げると、競馬関係者の目に留まったのである。


 ピキは、パレルモ競馬場の公式実況者であるアンドレス・デル・パドローネ氏が開く講座を受講した。デル・パドローネ氏は「ピキには素晴らしい未来が待ち受けている。言うべき言葉がすぐに浮かぶという才能を持っている。勝負服についてもよく勉強しているし、発音も美しい」と絶賛した。


 今年7月2日に『アルマ・デル・トゥルフ(Alma de Turf)』が行なったインタビューにてピキは、「ペドロ・"ピピ"・アルバレス氏(※アルゼンチンの名実況者)の実況を参考にしているが、自分の実況スタイルを持っている。いつか競馬場で実況をするのが夢だ」と語ったが、その機会が早々に訪れた。「ピピ」は2017年8月に実況を引退したが、「ピキ」が後継者となるかもしれない。



ピキの YouTube チャンネル☟☟☟

https://www.youtube.com/channel/UCtevj9oo2cMyAyF6Rf-5GXg/videos



■ ピキの実況



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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