• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アルゼンチンの名種牡馬ピュアプライズが死去


写真:El Turf https://elturf.com/ejemplares-fotos?id_ejemplar=3645&tipo_vista=

 アルゼンチンの競馬メディア『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』によると、ラ・プロビデンシア牧場で繋養されていたピュアプライズ(Pure Prize)が、5月15日に脳卒中による健康状態悪化のため亡くなった。23歳だった。


 ピュアプライズは1998年2月27日にアメリカで産まれた。父ストームキャット、母父シーキングザゴールドという血統。現役時代は17戦5勝で、2002年9月にはGⅡケンタッキー・カップ・クラシックHを優勝した。


 2003年よりアメリカのヴァイナリー・ファームとアルゼンチンのカランパンゲ牧場で種牡馬として供用され、2013年からはカランパンゲ牧場に拠点を移した。アルゼンチンでは毎年のように100頭以上と種付けをした。同国スタッドブックによると、種牡馬としてアルゼンチンで1525勝をあげ、うちGⅠは28勝。2012年と2013年にはアルゼンチン最優秀種牡馬に輝いた。代表産駒には、BCディスタフを勝利したブループライズ(Blue Prize)、GⅠマンノウォーSを優勝したハイハッピー(Hi Happy)と、アルゼンチンを代表する名馬がずらりと並ぶ。2016年に種牡馬を引退し、ラ・プロビデンシア牧場で余生を送っていた。


 ピュアプライズと日本競馬との繋がりは深い。オジャグア(Ollagua)、キャンディーネバーダ(Candy Nevada)、イスパニダー(Hispanidad)、イリーサ(Irisa)といった産駒が、日本で繁殖牝馬として繋養されている。また、下河辺牧場にいるケアレディー(Care Lady)はピュアプライズを母父に持つ。


「種牡馬引退後のピュアプライズは、抱擁と写真撮影に満ちた日々を幸せに過ごしていた。名馬はお別れの言葉を述べたが、我々の記憶からいなくなることはないだろう」と、トゥルフ・ディアリオはまとめた。


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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