• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アーモンドアイは最高の形で復帰し、GⅠ7勝馬となった

"Almond Eye regresó a lo grande y ya es ganadora de siete Grupos 1"

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最終閲覧日:2020年5月18日



中止になったドバイ遠征後、近年の日本競馬界における偉大な女王はヴィクトリアマイルを楽勝し、日本でもっともGⅠ競走を勝利した6頭の記録に並んだ。「道中はスムーズで、直線では力強い脚を見せてくれた」と鞍上のクリストフ・ルメールは述べた。


 もう1頭の女王が戻ってきた。アメリカのチャーチルダウンズ競馬場でモノモイガールが復帰戦を勝利で飾った数時間後、日本の東京競馬場はアーモンドアイの帰還の地となった。


 競走生活でもっとも悪い9着という結果に終わった昨年12月の2500mの有馬記念を経て、アーモンドアイは牝馬限定戦であるヴィクトリアマイルで名誉挽回の機会をうかがっていた。有馬記念での敗北には理由があり、今回はパフォーマンスを取り戻してくれるという期待があった。


 競馬ファンはアーモンドアイが出走するときはいつもそうしているように東京競馬場を埋め尽くすことはできなかったが、テレビの前に集まって女王を応援した。そして、アーモンドアイはファンを裏切らなかった。相棒クリストフ・ルメールと共に大楽勝をおさめたのである。


 フランス人騎手は、シルクレーシングの赤と水色の勝負服の女神のことを熟知しており、彼女を完全に信頼して導くことでそれを示した。アーモンドアイは外枠の発走を苦にせず、スタートから非常に良いリズムで4番手を進んだ。直線に入るまで何も問題はなかった。ルメールが追い出しにかかると、女王はライバルを引き離し、サウンドキアラと昨年のこのレースの覇者である芦毛のノームコアに4馬身の差をつけた。


 特に強く追われたわけでもないが、アーモンドアイは1分30秒6で時計を止めた。これはノームコアのレコードタイムからわずか0.1秒遅れただけである。あと少しでもう1つのレコードタイムを樹立するところだった。アーモンドアイは2018年のジャパンCで、芝2400mを2分20秒6という驚異的な世界記録を保持している。


 偉大なるサンデーサイレンスの孫が日曜日に達成したのは、日本でもっともGⅠを勝利した馬の一員に加わったことである。GⅠ7勝はシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、キタサンブラックと並んだ。5歳牝馬のアーモンドアイには、この記録を超える可能性が大いにある。なお、ヴィクトリアマイルの勝利によってブリーダーズカップ・フィリー&メアターフの優先出走権が与えられたが、11月のキーンランド開催へ参戦することはありえないだろう。


「よく成長してくれたと思う。パドックからレースまで落ち着いていた。サウンドキアラの後ろの良いポジションを取ることができ、鞍上に反抗することなく自分のリズムで走ることができた。道中はスムーズで、直線で力強い脚を見せてくれた」と、ルメールは述べた。


 アーモンドアイは2018年に牝馬3冠を制し、ジャパンCでは牡馬をなぎ倒し、日本の年度代表馬に選出された。ロードカナロアの娘は昨年のドバイターフで衝撃的な世界デビューを果たしたが、安田記念で3着に敗れて快進撃が止まった。天皇賞で輝きを取り戻したが、香港Cは熱発で回避した。その後、有馬記念とCOVID-19で中止となったメイダン遠征で再び挫折を味わった。


 ノーザンファームで産まれたアーモンドアイは、これで通算成績を12戦9勝とし、獲得賞金を14億円に増やした。これは1300万ドルに相当する驚異的な金額であり、クリストフ・ルメールによるとまだまだ増えるだろうとのことである。「アーモンドアイは伝説であり、もっと多くのGⅠタイトルを手にするのは確実である」と、ルメールは述べた。


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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