• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

エル・パライソ牧場がダンシリ産駒のムータサディールを導入


写真:Racing Post https://www.racingpost.com/news/mootasadir-bids-to-sparkle-again-in-diamond-stakes/401480

 アルゼンチンの競馬メディア『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』によると、アルゼンチンのエル・パライソ牧場が、2018年のGⅢリクルート・アイランド・ダイヤモンドSを優勝したムータサディール(Mootasadir)を今年から種牡馬として導入する。同馬の所有者であるシェイク・モハメド氏との間で交渉が成立した。シャトル種牡馬としてではなく、エル・パライソ牧場を拠点とする。


 ムータサディールは父ダンシリ、母父ガリレオという血統の6歳牡馬。母のマーブーバ(Mahbooba)はオーストラリア産馬で、2010年に南アフリカで行なわれたGⅠゴールデン・スリッパーや、2012年にUAEのGⅡバラダシーンSを優勝した名牝である。現役時代は14戦6勝という成績を残し、2018年にはGⅢリクルート・アイランド・ダイヤモンドSを優勝した。今年2月11日のGⅡマクトゥーム・チャレンジR2で9着を最後に現役を引退した。アルゼンチンにおけるダンシリ種牡馬は、フィルマメント牧場のリモート、アレントゥエー牧場のストラテジックプリンスを含めて3頭目である。


「種牡馬としてのポテンシャルを引き出せるよう、ムータサディールには多くの機会を与えるつもりである。アルゼンチン生産界を率いるような種牡馬になってほしい。シャトル種牡馬としての契約ではない。ずっとエル・パライソ牧場で種付けを行なう。ムータサディールの母は南アフリカの最優秀2歳牝馬に輝いた素晴らしいガリレオ牝馬であるし、繁殖実績もある」と、エル・パライソ牧場のビクトリア・ドゥガン女史は期待を述べた。


 エル・パライソ牧場には現在、アンヒオーロ(Angiolo)、イルカンピオーネ(Il Campione)、ルブルース(Le Blues)、マスターオブハウンズ(Master Of Hounds)といったアルゼンチンで人気種牡馬が供用されている。同国スタッドブックによると、昨年は323頭のサラブレッドを生産し、これは同国No.1の数字である。ムータサディールの導入により、エル・パライソ牧場の馬産はさらに勢いを増すだろう。


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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