• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

キリキーナがGⅠポージャ・デ・ポトランカスで母キットカットとの親仔制覇を達成


写真:El Turf https://elturf.com/ejemplares-campana?id_ejemplar=646749&tipo_vista=

 8月6日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅠポージャ・デ・ポトランカス(芝1700m - 3歳牝馬)が行なわれた。戦前の予想では、4戦3勝2着1回とほぼ完璧な道程を歩んできたコンスティテューション産駒のイナダマス(Y Nada Más)と、アルトゥーロ・ビダル生産・所有でシーキングザダイヤ産駒のGⅠ馬ヴィータダマンマ(Vita Da Mamma)の2強対決と目された。予想家の印も◎イナダマス、○ヴィータダマンマで一致した。


 しかし、道中は中団を追走したホアキン・エレーラ騎乗の4番人気⑪キリキーナ(Kirikina)が、直線で鋭く伸びて抜け出し、猛然と追いすがる1馬人気⑫イナダマスを1 1/4馬身差しのいで優勝した。勝ちタイム1分42秒79は、2016年の1分43秒21に次いで過去10年で2番目に遅いタイムである。2番人気の④ヴィータダマンマは、好スタートからハナを切ったものの、直線半ばで力尽きて4着に敗れた。


 キリキーナは父ヴェラッツァーノ、母キットカット、その父スキャットダディという血統の3歳牝馬。生産はパソ・ネバード牧場で、管理するのはフアン・シルバ調教師、馬主はベンダバル。2021年1月15日にデビューし、2月に初勝利をあげた。それからGⅢで2着2回、GⅡ2着、GⅠ4着と勝ちきれないレースが続いたが、嬉しい重賞初制覇をGⅠで飾った。通算成績は7戦2勝。


 なお、母のキットカットは2015年にこのレースを、2016年には牡馬を相手にGⅠクルブ・イピコ・デ・サンティアゴを制したチリを代表する名牝であり、初仔キリキーナの勝利によって親仔制覇を達成した。


 陣営によると、次走は10月3日にサンティアゴ競馬場で行なわれるGⅠナシオナル・リカルド・リオン(芝2000m - 3歳)に出走する予定である。距離が伸びることに加え、牡馬との対戦になるが、同じ舞台で9着に敗れた母のリベンジを狙う。



----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

Donation : https://www.keiba-latinamerica.com/donation