• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

コントレイルが日本3冠を達成。サトノフラッグは3着

"Contrail ganó la Triple Corona en Japón y Satono Flag terminó tercero"

https://www.turfdiario.com/contrail-gano-la-triple-corona-en-jaon-y-satono-flag-termino-tercero/

最終閲覧日:2020年10月26日



偉大な馬が菊花賞を制し、史上8頭目の3冠馬となった。バラダセールの息子は素晴らしいパフォーマンスを見せた。


 コントレイルがやってのけた。この名馬は死力を尽くし、パンデミックに支配された2020年において世界で唯一3冠を制した3歳馬となった。コントレイルは京都競馬場で行なわれた日本のセントレジャーにあたる菊花賞を無敗で制し、見事に歓喜のトロフィーを掲げた。また、アルゼンチン競馬にとっても喜ばしいニュースがあった。バカシオン牧場で産まれたバラダセールの息子であるサトノフラッグが、勝ち馬から3 1/2馬身差の3着に入ったのである。


 コントレイルはアリストテレスをわずかクビ差しりぞけるのに苦戦を強いられたが、その勝利は日本競馬史上8頭目の3冠馬となるものだった。コントレイルの父ディープインパクトも2005年に無敗で3冠を制しており、親仔での偉業達成となった。


 2000ギニーにあたる皐月賞、ダービーにあたる東京優駿での勝利を含め、矢作芳人調教師の管理馬は、数時間前にカナダのウッドバイン競馬場でマイティハートがブリーダーズ・ステークスで9着に敗れて逃した栄誉を授かった。


 菊花賞の3000mは試練である。しかし、コントレイルは状態の良さと福永祐一騎手の見事なエスコートにより、レースをコントロールすることができた。知られているように、長距離戦では1つのミスが敗北に直結する。また、ノースヒルズの生産で前田晋二氏所有のこの馬には、血統背景も勝利を手繰り寄せる助けとなった。


 ディープインパクト産駒は黄金の肺を持っていると思われる。なぜなら、コントレイルは日本のセントレジャーを制した5頭目の産駒(原文ママ)だからである。他には、アルゼンチンの名牝マルペンサの息子サトノダイヤモンド、フィエールマン、ワールドプレミアがいる。


 コントレイルは最後の直線に入るまでは期待どおりの走りを見せていた。だが、アリストテレスが激しいバトルを仕掛けてきて、ゴール板まで数センチを争う勝負が繰り広げられた。しかし、王者を交わせそうな雰囲気は決してなかった。サトノフラッグは後方のポジションから目を見張る追い上げを見せてくれた。上半期のレースで主役を演じたときのベストの状態まで戻ったことを証明し、未来に向けて大きな希望の窓が開いた。アルゼンチンの遺伝子はさらに飛躍するだろう。


 血統の話を続けると、コントレイルの母はアメリカ産馬ロードクロサイトである。ロードクロサイトは競走馬としては日本で複勝圏内に入ることしかできなかったが、その母は2006年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイル・フィリーズなどを制したティズナウ産駒のフォークロアである。ティズナウは先日繁殖から引退した偉大なる種牡馬である。


 直近の3冠馬である2011年のオルフェーヴルのように、コントレイルは京都で凱歌をあげ、年度代表馬の地位を確実にしたように思われるかもしれない。だが、1週間前に牝馬3冠を達成したデアリングタクトの存在も忘れることはできない。日本の競馬ファンはこの2頭の偉業を、ストリーミングとはいえ、大いに満喫したことだろう。


 現在、11月29日のジャパン・カップにコントレイルが出走するかどうかが注目されている。もし出走すれば、古馬や牝馬を相手に、己が別次元の馬であることを証明する戦いとなるだろう。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com