• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

シーキングザダイヤ産駒のパシエレがチリGⅡを優勝


パシエレ(Pashiere) 写真: El Turf https://elturf.com/ejemplares-pedigree?id_ejemplar=421921&tipo_vista=

 5月24日、チリのサンティアゴ競馬場でGⅡカルロス・カンピーノ・L(芝1800m - 3歳以上牝馬)が行なわれた。GⅠポージャ・デ・ポトランカスを勝ったアラスカンクイーン(Alaskan Queen)、重賞馬フレッチャロサ(Freccia Rosa)とパシエレ(Pashiere)、連勝中のタージマハル(Tach Mahal)と、好メンバーがそろった。


 レースは、4番手を追走したホルヘ・ゴンサーレス騎乗の6番人気フレッチャロサが、楽な手応えで差し切り勝ちをおさめた。しかし、直線半ばで内にいたアラスカンクイーンとパシエレに対する明らかな斜行があり、審議の結果フレッチャロサは3着に降着となった。道中は後方で足を溜め、直線よく追い込んで2着に入線したパシエレが繰り上がりで優勝となった。勝ちタイムは1分49秒04。2着はアラスカンクイーンで、ドン・アルベルト牧場所有馬のワンツー。単勝1.2倍と圧倒的1番人気に指示されたタージマハルは最下位の11着に敗れた。


 パシエレは2017年7月28日にドン・アルベルト牧場で産まれた3歳牝馬である。父シーキングザダイヤ、母ピリグ、その父ダシヤンターという血統。2020年5月2日に競走馬としてデビューし、同年12月6日にはオークス・トライアルにあたるGⅢパドックSを優勝した。今回はそれ以来の勝利、および重賞勝ちであり、通算成績を13戦3勝とした。GⅠでは2度の3着がある。


 シーキングザダイヤ産駒は2020年12月6日のGⅢパドックS以来の重賞勝ちとなった。今年は初勝利。これでチリでの通算重賞勝利数を32勝とし、うちGⅠは7勝である。今年で20歳となり、馬生も晩年に差しかかっているが、チリNo.1生産牧場であるドン・アルベルト牧場の後押しを受け、まだまだチリ・トップクラスの種牡馬としての地位は譲らない。



----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com