• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ティズザローがチリへシャトル

 ウルグアイがケンタッキー・ダービー馬オーブ(Orb)を、ブラジルがBCジュヴェナイル・ターフの勝ち馬アウトストリップ(Outstrip)を種牡馬として購入した。チリも負けていられない。チリの競馬メディア『エル・トゥルフ(El Turf)』によると、2020年のGⅠベルモントSを優勝したティズザロー(Tiz The Law)が、南半球の種付けシーズンをチリのパソ・ネバード牧場で過ごすことになった。


 ティズザローは父コンスティテューション、母ティズフィズ、その父ティズナウという血統の4歳牡馬。現役時代はシャンパンS、フロリダ・ダービー、ベルモントS、トラヴァーズSのGⅠ4勝を含む9戦6勝の成績を残した。引退後はアシュフォード・スタッドで種牡馬入りし、種付け料は4万ドルに設定された。


 カレンブーケドールの母ソラーリア(Solaria)の産まれ故郷としても有名であるパソ・ネバード牧場では、これまでルッキンアットラッキー(Lookin At Lucky)、ヴェラッツァーノ(Verrazano)、プラクティカルジョーク(Practical Joke)、クラシックエンパイアー(Classic Empire)、スキャットダディー(Scat Daddy)といった種牡馬が繋養された。いずれもアシュフォード・スタッドの種牡馬であり、両牧場の結びつきは強い。昨年、チリのドン・アルベルト牧場にシャトルされたコンスティテューションの初年度産駒が大活躍した。ティズザローのシャトルも、コンスティテューションの血を導入したいという意図だろう。


「ティズザローの導入はパソ・ネバード牧場だけでなく、チリ生産界にとっても新たな一歩となる」と、エル・トゥルフのセバスティアン・ブラーボ記者はまとめた。


パソ・ネバード牧場のHPにはすでにティズザローの名がある。


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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