• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ドバイWCでアフステフィスカルを買うべき10の理由

本記事では、ウルグアイ馬アフステフィスカル(Ajuste Fiscal)がドバイWCを優勝する根拠を荒々しく記載しています。純度100%希望的観測です。したがって、批判、反論、悲観的コメントはいっさい受け付けません。


① 紛うことなきウルグアイ最強馬


 ウルグアイには有名な調教タイム計測係がいます。ガブリエル・ロドリゲスさん、通称ティクタク・ロドリゲスです。彼が「これは良い馬だ」と称した馬は、だいたい大物になります。ロドリゲスさんは、アフステフィスカルがまだ3歳になったばかりのときに「この馬が年度代表馬になる」と評価しました。


 実際、アフステフィスカルはウルグアイ2冠馬となり、ウルグアイ最大のGⅠ競走であるホセ・ペドロ・ラミーレス(ウルグアイ版ジャパンC)では、7馬身差の圧勝をおさめました。しかも、レース・レコードのおまけつき。100年以上の歴史を誇るホセ・ペドロ・ラミーレスを史上最速で駆け抜けたのがアフステフィスカルです。


 しかもこの馬、ラ・コンコルディア牧場の生産馬で、ラ・ポームの所有というライン。どういうことか分かりやすくたとえると、ノーザンファーム⇒シルクレーシングのようなものです。ノーザン生産シルク所有の馬をGⅠで買わないなんてできませんよね?


 アフステフィスカルを管理するのは、ブラジル人のアントニオ・シントラ調教師、通称トルーです。トルーは2019年に拠点をブラジルからウルグアイに移すと、2019年、20年と2年連続でリーディングを獲得しました。しかも、2年とも2位に60勝近い差をつけるぶっちぎりで。これまで数多くのビッグタイトルを獲得してきた名トレーナーが「アフステフィスカルはこれまで管理した中で最高の馬」と称しています。


 アフステフィスカル=ウルグアイ最強馬。ドバイWC、優勝おめでとう。



② ローテーション最高


 コロナ禍でウルグアイからUAEまで馬を輸送するのは困難でした。当初はウルグアイ⇒エチオピア⇒UAEを計画していたのですが、飛行機がキャンセルになり断念。代替案が、ウルグアイ⇒ブラジル⇒スペイン⇒ドイツ⇒UAEという超過酷旅程でした。ドイツでの2泊を含む、約4日にもおよぶ長旅です。


 アフステフィスカルがドバイに到着したのは2020年末。そこから検疫に入り、本格的に調教を開始できたのは1月半ば。輸送による馬体減や環境の適応に苦しみ、馬の状態は良くなかったそうです。


 ドバイ初陣となったのは1月21日のマクトゥーム・チャレンジR1。2週間程度の急仕上げなので、これは試走でした。にもかかわらず、5着と悪くない結果を残しました。


 2戦目は2月11日のマクトゥーム・チャレンジR2。状態は70%くらいだったと思います。が、ここでも3着と好走。なかなかやるじゃん。


 本来は3月6日のマクトゥーム・チャレンジR3に出走を予定していました。しかし、状態に納得がいかないとのことで同レースを回避。これが災い転じて福。R3に出走すると、ドバイWCを中3週で走らなければならなくなります。目標はあくまで本番。無理をさせて本番でピークを過ぎたら元も子もありません。


 環境への適応、充分な休養と調教、叩き3走目。ウルグアイ最強馬の状態はついに100%になりました。ドバイWC、優勝おめでとう。



③ 引き当てた絶好枠


 トルーはドバイWCの出走馬を見て、レースのペースは早くならず、馬群がかたまりそうだと分析し、内枠は避けたいと述べました。枠順抽選会では希望どおりの13番をゲット。


 絶好枠。ドバイWC、優勝おめでとう。



④ 有力馬との着差を見ろ


 最悪の状態で臨んだマクトゥーム・チャレンジR1、結果は5着でした。しかし、勝ったミリタリーローとは2.75馬身差ほど、3着のサルートザソルジャーとは超僅差でした。アフステフィスカルがこの2頭と比べてまったく劣っていないのは明らかです。



 マクトゥーム・チャレンジR2でも、サルートザソルジャーから1.75馬身差の3着。2着のザグレートコレクションともわずか0.75馬身差。何度も言いますが、あの過酷旅程のせいでアフステフィスカルの状態は万全ではありませんでした。この着差はポジ要素でしかありません。



 サルートザソルジャーはマクトゥーム・チャレンジR3にも出走しました。勝利しましたが、使い詰めでドバイWCではもうピークを過ぎているでしょう(願望)。アフステフィスカルは本番にピークが来るように調整しています。アフステフィスカルがサルートザソルジャーを逆転することは確実です。投げた石が地面に落ちるように。


 ミリタリーロー、サルートザソルジャーはドバイWCの本命候補。その馬たちを超えます。ドバイWC、優勝おめでとう。



⑤ そもそも相手弱くね?


 アフステフィスカルのドバイ遠征が発表されたのが2020年6月。それから11月くらいまでは「マキシマムセキュリティとかオーセンティックとかスイススカイダイヴァーが相手かぁ~」とげんなりしていました。3頭が出ないことが分かっても、「サウジCを勝ったミシュリフは出てくるもんなぁ~」と。それならさすがのアフステフィスカルといえどノーチャンスです。3着に入れれば御の字。


 しかし、出走予定馬を見て思わず声が出ました。「弱っ!」レーティング最上位がチュウワウィザードとはいったいどういうことでしょう。


 こんなふにゃふにゃメンツが相手なのです。ウルグアイから遠征してきた馬だ、面構えが違う。ドバイWC、優勝おめでとう。



⑥ タイム実績あり


 去年のドバイWCの優勝タイムは2分3秒58。今年のメンバーがこのタイムを上回るとは思えません。アフステフィスカルはすでにダート2000mを2分2秒15で走った実績を持っています。馬場が違う? 競馬場が違う? 何も聞こえません。


 時計的な証明がある。ドバイWC、優勝おめでとう。



⑦ 南米馬最強説


 ウルグアイ出身馬は2007年にインバソールが優勝しています。南米産馬もインバソールに加えて、グローリアヂカンペアンが2010年に優勝しています。南米産馬にはドバイWCを勝てる能力が備わっています。


 ウルグアイは競馬二流国ではありません。一流国、いや、GACKT様です。このごろの競馬産業の勢いには目を見張るものがあります。たとえば、ケンタッキー・ダービー馬オーブを種牡馬として購入したほどです。今や南米競馬のトップはウルグアイだと言っても過言ではありません。


 ウルグアイ競馬No.1。ウルグアイ馬No.1。ドバイWC、優勝おめでとう。



⑧ 決定的なサイン