• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

フアン・エウヘニオ・エンリケス騎手、落馬事故により死去


フアン・エウヘニオ・エンリケス騎手 写真:Contacto Hípico https://contactohipico.pe/estamos-consternados-profesionales-tras-la-muerte-de-juan-eugenio-enriquez/

 ペルー競馬から悲しいニュースが入ってきた。


 5月7日のモンテリーコ競馬場1R(芝2000m)にて、1番人気のコモカニョン号(Como Cañón)がゴール直前で左前脚を骨折し、騎乗していたフアン・エウヘニオ・エンリケス騎手(Juan Eugenio Enríquez)が落馬した。トップスピードでの落馬だったため、エンリケス騎手はまったく受け身をとれず、頭から地面に叩きつけられた。病院に搬送されたときにはすでに亡くなっていた。27歳だった。死因を特定するため、これから検死が行なわれる。


「重大な事故であることはすぐに分かった。彼はまったく受け身がとれなかった。これが騎手という職業が直面する危険である。フアンという素晴らしい人物にとって、また、彼の家族と幼い子供にとって、あまりにも悲しい出来事である」と、同じレースに騎乗していたホセ・レジェス騎手は述べた。


 2011年3月19日にデビューしたエンリケス騎手は、ペルー競馬でもっとも将来を嘱望された若手騎手であり、トップジョッキーの1人だった。2014年、弱冠20歳のとき、リデリス号(Lideris)に騎乗して競馬の南米選手権GⅠラティーノアメリカーノを優勝した。2018年9月には早くも通算1000勝を達成、これまで1306勝をあげた。今年も勝利数で騎手リーディングの2位につけるなど、活躍が認められて来年はアメリカでも騎乗する予定だった。皮肉なことに、エンリケス騎手と同名の叔父も騎手であり、調教中の事故によって亡くなっている。


■ 2014年GⅠラティーノアメリカーノ


 ペルー・ジョッキークラブは当初レースを続ける予定だったが、SNS上での非難の声により、2Rが終わった段階でこの日開催予定だったすべてのレースを中止した。「フアン・エウヘニオ・エンリケス。彼は素晴らしい人物であり、素晴らしい父親である。輝かしい騎手でもある。悲しいことに我々の競馬場で生涯を終えた。ペルー・ジョッキークラブは彼に敬意を表する。彼は我々の記憶の中にいつまでも留まる」と、ジョッキークラブ会長のアレハンドロ・アギナーガ氏は述べた。


 落馬したレースの映像は、TvTurfMOVIL(@TvTurfMOVIL)で閲覧できるが、かなりショッキングな映像であるため、閲覧は自己責任でお願いしたい。

https://twitter.com/TvTurfMOVIL/status/1390768561975664646


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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