• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ブラジルの大種牡馬ヴェットーリが29歳で死去


写真:Haras Nijú https://www.instagram.com/p/CTarEAYJvqn/

 ブラジルから悲しいニュースが伝えられた。


 ブラジルで種牡馬として供用されていたヴェットーリ(Vettori)が、9月4日に繋養先のニジュー牧場で亡くなった。同牧場が Instagram で発表した。晩年は脊柱管狭窄症による運動障害に苦しんでおり、とうとう立ち上がれないほど症状が悪化したため、獣医師と相談の結果、安楽死処分となった。29歳だった。


 ヴェットーリは1992年2月18日にアイルランドで産まれた。父はマキャヴェリアン、母の父はサーアイヴァーという血統。1994年9月15日にイギリスで競走馬としてデビューすると、1995年にはフランス2000ギニーを鞍上ランフランコ・デットーリで優勝した。同年6月25日のGⅠセント・ジェームズ・パレスSで3着を最後に現役を引退した。


 引退後はフランスやオーストラリアで種牡馬として供用され、2002年からブラジルのTNT牧場に拠点を移した。その後はオールド・フレンズ牧場、エテルナメンチ・ヒオ牧場、ニジュー牧場の共同所有となった。


 2021年9月5日時点のブラジル・スタッドブックによると、ブラジルでのヴェットーリの産駒は14世代414頭が登録されている。そのうち293頭が競走馬としてデビューし、214頭が勝ち上がった。うち重賞馬は14頭、GⅠ馬は以下の7頭がいる。


・イモーテル(Immortelle)

・メウヘイ(Meu Rei)

・ジョーブラーヴォ(Joe Bravo)

・ドカナダー(Do Canadá)

・セラータベージャ(Serata Bella)

・ヴェットーリキン(Vettori Kin)

・ウットーリ(Uttori)


 このうち現役馬は、2016年にサンパウロ・ダービーを勝ったヴェットーリキンと、今年のブラジル2000ギニーを勝ったウットーリの2頭である。オールド・フレンズ牧場生産のヴェットーリキンは、アメリカに移籍してGⅢルイヴィルHを優勝した。エストレーラ・ノヴァ牧場の生産のウットーリは、6月に香港に移籍することが発表された。


「偉大なる種牡馬に感謝と尊敬の念を捧げる。仔や孫を通じてヴェットーリの血がさらに広まることを確信している」とニジュー牧場は述べた。


■ 1995年GⅠフランス2000ギニー



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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