• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ベネズエラで3冠牝馬誕生の予感、サンドバレーラが無敗で牝馬2冠に輝く


写真:OFICIAL INH (@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1416831613732798466/photo/1

 プエルトリコではコンソラドール(Consolador)が3冠を達成した。次なる3冠馬の誕生は、どうやらベネズエラで実現しそうである。

 

 7月18日にベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場で行なわれたベネズエラ牝馬3冠競走の第2戦目となるGⅠプレンサ・イピカ・ナシオナル(ダート2000m - 3歳牝馬)は、ハイメ・ルーゴ騎乗のサンドバレーラ(Sandovalera)が、3番手追走から向こう正面で早くもハナに立つと、直線でも脚色はまったく衰えず、2着のメローサ(Melosa)に8馬身差をつける完勝をおさめた。勝ちタイムは2分6秒10。6月27日に行なわれた1冠目のGⅠイポドロモ・ラ・リンコナーダでも7馬身差の勝利をおさめており、圧勝に次ぐ圧勝での2冠制覇となった。


 サンドバレーラは父キングセラフ、母ルフバジェシスター、その父トゥービートという血統の3歳牝馬。昨年12月12日にデビュー勝ちをおさめると、1月末のGⅡ競走、2月末のGⅢ競走と3連勝し、一躍世代の主役に踊り出た。だが、ここでアクシデントに見舞われる。サンドバレーラを管理していたネルソン・カスティージョ調教師が、別件でのトラブルにより2年間の調教師資格停止処分を下された。同馬は急遽リカルド・ロシージョ調教師の下に移籍することになった。それでもサンドバレーラは強かった。ゴタゴタの中で迎えた牝馬1冠目のGⅠイポドロモ・ラ・リンコナーダを7馬身差で難なく勝利し、今回の2冠目GⅠプレンサ・イピカ・ナシオナルも8馬身差で優勝した。通算成績は5戦5勝(重賞4勝)と、無敗の牝馬2冠馬の誕生である。


 3冠目となるGⅠヘネラル・ホアキン・クレスポは、7月末にラ・リンコナーダ競馬場のダート2400mで争われる。距離を克服できるかどうかが鍵になるが、2000mを8馬身差で逃げ切った馬が、2400mで大崩れするとは到底思えない。2019年のアフロディータデパドゥア(Afrodita De Padua)以来、ベネズエラ競馬史上13頭目の牝馬3冠馬の誕生はほぼ確実と言っていいだろう。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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