• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

マックスセキュリティーがベネズエラ・ダービーを勝利


写真:Meridiario.net https://meridiano.net/hipismo/hipismo/230862/max-security-fue-la-sorpresa-del-republica-bolivariana.html

 8月15日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でベネズエラ3冠競走の最終戦GⅠレプブリカ・ボリバリアーナ・デ・ベネスエラ(ダ2400m - 3歳)が行なわれた。ベネズエラのダービーに相当するレースだが、5頭立てと寂しい開催となった。


 スタートからしばらくはハイメ・ルーゴ騎乗の④マックスセキュリティー(Mas Security)がハナを切ったが、向こう正面で⑤テンプラリオ(Templario)と②パーセキューテッド(Persecuted)が競るようにして先頭を奪い、入れ替わりの激しい展開となった。3番手に後退したマックスセキュリティーだが、直線の入り口で内を突いて再び先頭に立つと、余力をなくしたテンプラリオとパーセキューテッドをぐんぐん引き離し、終わってみれば9 1/4馬身差の圧勝をおさめた。勝ちタイムは2分36秒20。2着には1冠目の勝ち馬パーセキューテッドが、3着にはテンプラリオが入った。


 マックスセキュリティーは父イエスバイジミニー、母ショックティクス、その父タクティカルアドヴァンテージという血統の3歳牡馬。1冠目は6着、2冠目は5着と苦戦続きだったが、名手ハイメ・ルーゴの好騎乗にも助けられ、ダービーの大舞台で巻き返した。通算成績は8戦2勝(重賞1勝)。


 レプブリカ・ボリバリアーナ・デ・ベネスエラをもって、2021年のベネズエラ3冠競走が終了した。牝馬はサンドバレーラ(Sandovalera)が無敗で3冠を達成しただけでなく、牡馬の2冠目も制して計4冠という偉業を成し遂げた。牡馬の1冠目はパーセキューテッドが、3冠目はマックスセキュリティーが分け合った。なお、ハイメ・ルーゴ騎手は6冠中5冠を優勝する大活躍だった。今後はベネズエラ最大の競走であるGⅠシモン・ボリーバル、中米全体のダービーにあたるクラシコ・デル・カリベに向けた戦いが激しくなる。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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