
木下 昂也(Koya Kinoshita)
マルアコストゥンブラーダとライフフォーセールの娘たちによるGⅠ制覇の期待
"En Japón, ilusión de G1 con las hijas de Malacostumbrada y Life for Sale"
https://www.turfdiario.com/en-japon-ilusion-de-g1-con-las-hijas-de-malacostumbrada-y-life-for-sale/
最終閲覧日:2021年3月27日
日曜日、レシステンシアとダノンファンタジーが中京競馬場の芝1200mで行なわれるGⅠ高松宮記念に挑む。また、アルゼンチン牝馬コンヴィクションとチリ牝馬ソラーリアの産駒も重賞競走に出走する。
今週末、南米競馬の視線はメイダン競馬場のドバイWCデーに集中するだろう。しかし、注目すべき地域は他にもある。たとえば日本だ。南米で産まれた牝馬の子供たちによる、ビッグレースでの勝利への期待が高まっている。
日曜日、中京競馬場では芝1200mのGⅠ高松宮記念が行なわれる。マルアコストゥンブラーダの娘であるレシステンシアと、ライフフォーセールの娘であるダノンファンタジーが出走を予定している。
上位人気に推されるであろうGⅠ阪神JFの勝ち馬レシステンシアは、前走1400mのGⅢ阪急杯をレコードタイムで優勝してここに臨む。距離を短縮し、再びの牡馬との対戦となるが、彼女の爆発力は大きな武器である。
「前走の復帰戦は素晴らしい状態だった。自分のリズムで走ることができ、序盤から終盤までレースを支配することができた。しかし、持っているスピード能力からすれば、1400mよりも1200mのほうが合っていると思う。似たようなタイプの馬がいるので、ハナに行くかどうかは明言できない。レシステンシア自身のレースをしてもらいたい」と、女王を管理する松下武士調教師は述べた。
一方、レシステンシアと比べてやや人気を落とすダノンファンタジーだが、こちらも阪神JFの勝ち馬であり、浮上の道を探している。2020年の最終戦となったGⅡ阪神Cを優勝し、2021年4月の阪急杯ではレシステンシアの5着に敗れた。
1番人気に支持されるのはダノンスマッシュと見られる。昨年12月、父ロードカナロアと同じく香港スプリントを制した。インディチャンプも侮れない。こちらはマイルCSと安田記念の覇者である。
高松宮記念に加えて、土曜日に中山競馬場で行なわれるGⅡ日経賞では、チリ産馬ソラーリアの娘であるカレンブーケドールが1番人気として出走する。同じ舞台のGⅡオールカマーでは2着と好走し、昨年のジャパンCでも4着に入った。
日経賞と同日の阪神競馬場では、GⅢ毎日杯が行なわれる。ここに出走するのが、アルゼンチンGⅠ馬コンヴィクションを母に持つレヴェッツァである。ここまで3戦1勝。中京競馬場の若駒Sで5着以来の出走となる。グレートマジシャンとシャフリヤールが2強と見られている。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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