• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

モッソロー賞の発表は8月14日

 ブラジル・スタッドブックは、今年のモッソロー賞を8月14日に開催すると発表した。モッソロー賞はブラジル版のJRA賞にあたる。昨年はCovid-19の影響で開催日程が乱れたため選出が中止となった。今回は2019年以来2年ぶりの開催となる。対象となるのは2020年7月1日から2021年6月30日までに出走した人馬で、以下の18項目が設定された。


・ 年度代表馬

・ 最優秀2歳牡馬

・ 最優秀2歳牝馬

・ 最優秀3歳牡馬

・ 最優秀3歳牝馬

・ 最優秀4歳以上牡馬

・ 最優秀4歳以上牝馬

・ 最優秀短距離馬

・ 最優秀マイラー

・ 最優秀長距離馬

・ 最優秀ダート馬

・ 最優秀種牡馬

・ 最優秀内国産種牡馬

・ 最優秀馬主

・ 最優秀生産者

・ 最優秀騎手

・ 最優秀調教師


 受賞馬の選出方法は2段階に分かれる。まず、ハンディキャッパーを務めるヒカルド・ラヴァグナーニ氏が各項目について5頭まで候補馬を選出する。次に、その候補馬に対し、スタッドブック、ブラジル・ジョッキークラブ、サンパウロ・ジョッキークラブの関係者および競馬記者が匿名投票をする。もっとも票を獲得した馬が受賞とするという仕組みである。なお、人物に関する選出はリーディング結果に基づいて行なわれる。


 年度代表馬は2頭に絞られるだろう。アグネスゴールド産駒のジャネールモネイ(Janelle Monae)と、プットイットバック産駒のピンパーズパラダイス(Pimper's Paradise)である。前者はブラジル(カリオカ)競馬史上4年ぶり6頭目の、無敗となれば23年ぶり2頭目の牝馬3冠に輝いた。後者は昨年のGⅠブラジルを制するなど古馬路線で圧倒的な強さを誇っており、南米馬の最高レーティングを所持している。


 前回の2019年モッソロー賞では、3戦3勝の2歳牝馬ジョリーオリンピカが年度代表馬に選出されていること、2017年の牝馬3冠馬ノーリグレッツも年度代表馬に輝いたことから、今回もジャネールモネイが優勢と思われる。ちなみに、2012年の牝馬3冠馬オールドチューンは受賞を逃したが、この年はプレンティーオブキックスが牡馬3冠を達成したので仕方がない。


■ ブラジル競走馬リーディング(獲得賞金額)



 最優秀種牡馬はアグネスゴールドで確定だろう。むしろ、アグネスゴールド以外の選出は認められない。5月20日の時点で117勝は断トツの1位。うちGⅠを7勝、重賞を19勝している。獲得賞金額でも2億2298万5744レアルを稼ぎ、2位のプットイットバックに約1億レアルもの差をつけている。アグネスゴールドは本来ならば昨年のモッソロー賞で最優秀種牡馬を初受賞するはずだったが、Covid-19により選出が中止となってしまった。1年越しの悲願達成となるか。


■ ブラジル種牡馬リーディング


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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