• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ラ・パシオン牧場2019年産馬セール【紹介】

 4月27日、アルゼンチンの Antonio Bullrich S.A にて、『ラ・パシオン牧場2019年産馬セール』が開かれる。今回上場されるのは、イージングアロング、ボードマイスター、リザードアイランド、マニピュレーターの産駒54頭である。牡馬が42頭、牝馬が12頭。カタログはラ・パシオン牧場の公式HPからダウンロードできる。


 ラ・パシオン牧場はこれまで数々の名馬を輩出してきた。日本の競馬ファンにとってもっとも馴染み深い生産馬は、マルアコストゥンブラーダ(Malacostumbrada)である。つまり、レシステンシアとグラティアスの母である。また、ハットトリック産駒のGⅠ馬ジャイアントキリング(Giant Killing)や、日本に繁殖牝馬として導入されたフリアアステカ(Furia Azteca)ウモラーダネグラ(Humorada Negra)もラ・パシオン牧場の生産馬である。


 以下、母と兄弟にGⅠ馬を持つ良血馬をピックアップした。この他にも興味深い馬が多数上場されているので、ぜひカタログをご覧になってほしい。



上場番号5番 ディビセンソ(Divicenzo) 牡

半兄に米GⅢノーブル・ダムセルSを勝ったアンブライドルドヒューマー(Unbridled Humor)がいる。また、半姉のミススマーティーパンツ(Miss Smarty Pants)は、ハットトリック産駒のGⅠ馬ウィンウィンウィン(Win Win Win)の母にあたる。



上場番号9番 アメリカンウォーリアー(American Warrior) 牡

半兄ミステリートレイン(Mystery Train)は、2014年のGⅠデ・オノールとGⅠレプブリカ・アルヘンティーナを優勝するなど重賞5勝をあげ、アメリカでもブラックタイプ競走を勝利した。半姉アメリカンソング(American Song)は、2019年のGⅠヒルベルト・レレーナの勝ち馬。もう1頭の半兄アメリカンタトゥー(American Tattoo)も2018年のGⅠポージャ・デ・ポトリージョスの勝ち馬で、現在はアメリカで現役続行中である。アメリカでは3勝をあげている。



上場番号23番 ゴレゴーリ(Gregori) 牡

グレシアン(Grecian)は、2005年にGⅡフェルナンデス・ゲリーコを勝利した。半兄グレッコ(Grecko)は、2018年に無敗でGⅠエストレージャス・ジュヴェナイルを制し、その年の最優秀2歳牡馬に選出された。もう1頭の半兄グリークシンボル(Greek Symbol)も重賞2勝馬。



上場番号25番 ルヴレ(Le Vrai) 牡

ラインパシエンテ(La impaciente)は、2011年のGⅠサトゥルニーノ・J・ウンスエーの勝ち馬。半兄エルインポルート(El Impoluto)は、2017年のGⅠエストレージャス・ジュヴェナイルで3着に入った。



上場番号28番 アプラオ(Aplao) 牡

半兄アナエロビオ(Anaerobio)は、2010年にモンテビデオ、2000ギニー、ジョッキークルブとGⅠを3勝し、その年の最優秀3歳牡馬に選出された。その後はドバイに移籍し、2014年にはGⅡアルファヒディフォートを優勝、ドバイ・デューティーフリーに出走して5着になった。



上場番号33番 ディキシーカップ(Dixie Cup) 牡

ディキシーレディー(Dixie Ready)は、ラ・プラタ競馬場の重賞を2勝した。半兄ダンディーデルバリオ(Dandy Del Barrio)は、2019年のGⅠエストレージャス・クラシックの勝ち馬。



上場番号36番 イルカピターノ(Il Capitano) 牡

半兄イルメルカート(Il Mercato)は、2019年にGⅠカルロス・ペジェグリーニを制し、その年の最優秀3歳牡馬、最優秀長距離馬、年度代表馬に選出された。現在はラ・パシオン牧場で種牡馬となっている。


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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