• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

米GⅠを優勝したカリブ出身馬たち

この記事は "10 Furlongs" が掲載した "Purasangres importados que ganaron Clásicos de Grado Uno en USA luego de hacer campaña en la región del Caribe" を翻訳・一部改変したものになります。(最終閲覧日:2021年8月30日)


 カリブ地域の競馬場で走った後、アメリカのGⅠ競走を優勝したサラブレッドは6頭いる。アメリカでグレード制が導入されたのは1973年であるため、これから紹介する6頭のうち最初の2頭は、レース優勝時にまだGⅠと格付けされていなかった。しかし、後にGⅠとなったため、この記事ではGⅠ馬として扱うことにする。



① エルチャマ(El Chama) アルゼンチン産馬


 エルチャマはアルゼンチンで競走馬としてデビューしたが、ベネズエラの馬主に購入されてベネズエラで競走生活を送った。ラ・リンコナーダ競馬場の重要レースをいくつか勝利した後、アメリカに渡った。1955年11月11日、ローレルパーク競馬場で行なわれたワシントンDC・インターナショナルを優勝した。



② カニョネーロ(Cañonero) アメリカ産馬


 カニョネーロは2歳時にベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でデビューしたが、すぐにアメリカに渡ってデルマー競馬場のレースに出走した。ベネズエラに戻って9戦すると、再びアメリカに渡って3冠競走に挑んだ。1971年にチャーチルダウンズ競馬場のケンタッキー・ダービーとピムリコ競馬場のプリークネスSを勝利し、アメリカ2冠馬に輝いた。



③ ボールドフォーブス(Bold Fobes) アメリカ産馬


 ボールドフォーブスは2歳時にプエルトリコのエル・コマンダンテ競馬場で競走生活をスタートさせた。1976年にGⅠウッド・メモリアルSを優勝すると、GⅠケンタッキー・ダービーとGⅠベルモントSも制してアメリカ2冠馬となった。



④ ミスターフリスキー(Mister Frisky) アメリカ産馬


 ミスターフリスキーはプエルトリコのエル・コマンダンテ競馬場で重賞3勝を含む計13勝をあげた後、アメリカ競馬に参加した。1990年のGⅠサンタ・アニタ・ダービーを優勝し、アメリカ3冠競走に駒を進めた(ケンタッキー・ダービー8着、プリークネスS3着)。



⑤ プライヴェートゾーン(Private Zone) カナダ産馬


 プライヴェートゾーンはパナマのプレシデンテ・レモン競馬場で9回出走した。2012年の夏からアメリカのレースに出走し、GⅠヴォスバーグSを2勝に加え、GⅠシガー・マイルHとGⅠフォアゴーSも優勝した。



⑥ レトルスカ(Letruska) アメリカ産馬


 レトルスカはメキシコのラス・アメリカス競馬場で6戦6勝という成績を残した。アメリカでは、2021年のGⅠアップル・ブラッサムH、GⅠオグデン・フィリップスS、GⅠパーソナル・エンサインを優勝した。


■ レトルスカが勝利したGⅠパーソナル・エンサイン



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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