• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

2020年マローニャス賞の候補馬が発表


オンラレアル(Honra Real) 写真:Hector Garcia(@PuchiGarcia33) https://twitter.com/PuchiGarcia33/status/1350914992674115591

 ウルグアイのマローニャス競馬場を運営する HRU S.A. は、2020年のマローニャス賞の候補馬を発表した。マローニャス賞とは、ウルグアイ版のJRA賞にあたる。


 年度代表馬の候補には、アトレティコエルクラーノ(Atlético el Culano)エルパトリオータ(El Patriota)アフステフィスカル(Ajuste Fiscal)の3頭が選ばれた。アトレティコエルクラーノはウルグアイ最大の競走GⅠホセ・ペドロ・ラミーレスを、エルパトリオータはウルグアイのダービーにあたるGⅠナシオナルを優勝し、アフステフィスカルはウルグアイ代表として南米選手権GⅠラティーノアメリカーノに出走した。実績ではアトレティコエルクラーノとエルパトリオータの一騎打ちだが、ホセ・ペドロ・ラミーレスを4 1/2馬身差で完勝したアトレティコエルクラーノの受賞が濃厚と見る。


 年度代表牝馬は3頭がノミネートされた。ハイーニャピオネイラ(Rainha Pioneira)は8戦6勝(重賞3勝)と大活躍し、ウルグアイ短距離女王として君臨している。GⅠ勝ちはないが、2017年には短距離で12連勝したがGⅠ未勝利のエンジョイ(Enjoy)が選出された前例があるため、可能性はなきにしもあらず。アグネスゴールド産駒のオンラレアル(Honra Real)は、3歳牝馬GⅠでは1勝もあげられなかったが、ウルグアイのエリザベス女王杯にあたるGⅠシウダー・デ・モンテビデオを優勝した。2021年も5戦5勝と絶好調である。インスタマンチャ(Instamancha)はGⅠポージャ・デ・ポトランカス、GⅠセレクシオン、GⅡエスティムロと、3歳牝馬路線の主要競走をすべて勝利した。成績を見れば文句なしでインスタマンチャが受賞すべきだが、シウダー・デ・モンテビデオでオンラレアルに逆転され、その後も勝ち星をあげることなく引退したため、下降していった馬という印象が残った。どの馬が受賞しても不思議ではない。


 最優秀種牡馬は、アルコラーノ(Alcorano)エクレシアスティック(Ecclesiastic)ザレオパード(The Leopard)が候補となった。アルコラーノはアトレティコエルクラーノの父としてGⅠホセ・ペドロ・ラミーレスを勝ち、ザレオパードは産駒が重賞3勝と活躍した。しかし、108勝で2位のポッセ(Posse)に55勝もの差をつけて首位、獲得賞金でも2930万2406ペソで2位のポッセに倍以上の差をつけてリーディングを獲得したエクレシアスティックが、3年連続で最優秀種牡馬の座に輝くことは間違いない。


 受賞馬は関係者による投票で選出され、結果は9月1日に発表される。なお、最優秀騎手、最優秀調教師、最優秀馬主については、2020年のリーディングに基づいて決められるため、騎手はエクトル・ラソ、調教師はアントニオ・シントラ、馬主はフィリップソンが受賞することがすでに決まっている。


■ アトレティコエルクラーノが勝ったGⅠホセ・ペドロ・ラミーレス


■ オンラレアルが勝ったGⅠシウダー・デ・モンテビデオ



 内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いいたします。HP運営のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

サポート : https://www.keiba-latinamerica.com/donation

最新記事

すべて表示