• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

カルタエンブルハーダがアルゼンチン・オークスを制して2冠達成


写真:Hipódromo de Palermo(@HipodromoArgPal) https://twitter.com/HipodromoArgPal/status/1446974809703952385

 10月9日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅠセレクシオン(ダ2000m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはアルゼンチンのオークスに相当する。


 2頭が取り消して6頭立ての開催となった。GⅠポージャ・デ・ポトランカスを勝利した⑦カルタエンブルハーダ(Carta Embrujada)に注目が集まった。前哨戦を勝利した⑥ファーアウェイラヴ(Far Away Love)と、素質馬⑧スーペルビジュー(Súper Bijou)が対抗と見られ、人気もこの3頭の順となった。


 レースは、①シウダーデラフーリア(Cuidad De La Furia)がハナを切り、2番手にファーアウェイラヴ、3番手にカルタエンブルハーダ、4番手にスーペルビジューという展開となった。向こう正面で早くも3強による先頭争いが繰り広げられたが、ファーアウェイラヴがあっさり脱落し、直線はカルタエンブルハーダとスーペルビジューの激しい叩き合いとなった。この勝負をクビ差しのいだのが、フアン・ノリエガ騎乗のカルタエンブルハーダだった。勝ちタイムは2分0秒63。2着はスーペルビジューで、そこから7馬身離れた3着にファーアウェイラヴが入った。


「苦しめられた。今回は勝利を祝う余裕がなかった。だが、このような高いレベルの馬たちと走り、重賞を勝てたのは嬉しい」と、フアン・ノリエガ騎手は述べた。


 カルタエンブルハーダは父ストームエンブルハード、母カルタガナドーラ、その父タピットという血統の3歳牝馬。アルゼンチンのラ・レジェンダ・デ・アレーコ牧場で産まれた。馬主はラ・レジェンダ、管理するのはフアン・サルディビア調教師。この陣営は2018年にポージャ・デ・ポトランカス(1000ギニー)とセレクシオン(オークス)の2冠を達成したサマーラヴ(Summer Love)と同じである。


 今年3月27日のデビュー戦を11馬身差で圧勝してから、ここまで5戦4勝2着1回と絶好調である。うちGⅠを3勝している。


 今後に関する発表はまだない。11月にはサン・イシドロ競馬場でGⅠエンリケ・アセバル(芝2000m - 3歳牝馬)が行なわれるが、馬場が芝に変わるのでおそらく出走しないだろう。となると、同じく11月にパレルモ競馬場で行なわれるGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)が濃厚か。牝馬でのダービー制覇となれば、1998年のポトリサリス(Potrizaris)以来の快挙である。もしくは、サマーラヴのように海外に移籍するかもしれない。いずれにせよ、今後が非常に楽しみである。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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