• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

GⅠジョッキークルブは伏兵ソディアカルが驚きの差し切り勝ち


写真:Hipódromo San Isidro(@HipodromoSI) https://twitter.com/HipodromoSI/status/1449511098928058373

 10月16日、アルゼンチンのサン・イシドロ競馬場でGⅠジョッキークルブ(芝2000m - 3歳)が行なわれた。このレースはアルゼンチン3冠競走の第2戦目にあたる。


 レースは12頭で争われた。1冠目のGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)を優勝したイルウィン(Irwin)、3戦3勝と無敗でGⅠ2000ギニーを優勝したベスパシアーノ(Vespaciano)、前哨戦のGⅢを勝利したコディアックボーイ(Kodiak Boy)に注目が集まった。


 ハナを切ったのはコディアックボーイだった。追い込みを武器にしてきた僚馬ベスパシアーノがまさかの2番手、イルウィンは前から5番手につけたが、2頭とも折り合いに苦労した。ベスパシアーノが4コーナーを先頭で回り、イルウィンが良い伸びを見せて並びかけ、直線はこの2頭の一騎打ちかと思われた。そこに急襲したのが、ルシアーノ・カブレラ騎乗のソディアカル(Zodiacal)である。道中は後方の内で脚を溜め、直線で馬群の外に持ち出されると、鋭い伸びで2頭をあっという間に置き去りにし、2着イルウィンに3馬身の差をつけて優勝した。単勝オッズは47.10倍、12頭立ての9番人気だった。勝ちタイムは1分59秒22。3着にはベスパシアーノが粘った。


「とても嬉しい。サン・イシドロ競馬場ではなかなかGⅠを勝てなかった。ヘニーシックスで勝ったことはあるが、それは1着馬の失格によって得たものだった。レースはシンプルだった。馬の状態は素晴らしく、リズム良く走っていた。調教師の指示どおりに直線で外に持ち出すと、馬が力強く伸びてくれた」と、鞍上のルシアーノ・カブレラ騎手は述べた。


 ソディアカルは父シティースケープ、母エトワールブラン、その父ネダウィという血統の3歳牡馬。アルゼンチンのファラリス牧場で産まれた。半兄には、2019年のアメリカGⅠフランク・E・キルローマイルHを優勝したブラジル産馬オハイオ(Ohio)がいる。


 今年7月16日にデビューしたが、3戦続けて勝ち星をあげることができなった。およそ1ヶ月前、9月24日の4戦目でようやく未勝利を脱出したばかりだった。通算成績は5戦2勝(重賞1勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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