• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

GⅠスイパチャ、GⅠサン・イシドロ、共に3歳馬が制す


GⅠサン・イシドロを優勝したホーリーリモウト 写真:Hipódromo San Isidro(@HipodromoSI) https://twitter.com/HipodromoSI/status/1449509547354243075

 10月16日、アルゼンチンのサン・イシドロ競馬場でGⅠスイパチャ(芝直1000m - 3歳以上)GⅠサン・イシドロ(芝1600m - 3歳以上)が行なわれた。


 スイパチャを制したのは、ウィリアム・ペレイラ騎乗の4番人気セネガレスカ(Senegalesca)だった。ゴール前は1番人気の⑦ジュートバタラスキー(Yuto Bataras Key)、3番人気の⑥クイーンリズ(Queen Liz)、5番人気の⑨アヒオスト(Agiosto)を含めた4頭による大接戦となったが、ジュートバタラスキーの追い上げをハナ差しのいで優勝した。勝ちタイムは54秒44。3着にはクイーンリズが入った。


 ペレイラ騎手は「道中で少し接触があったが、彼女は良い根性を見せてくれた」と振り返った。また、同馬を管理するフアン・サルディビア調教師は、「セビヘイローの産駒が好きなので、毎年1頭は管理するようにしている。牧場で見たときから良い馬だと思っていた。馬は成長していた。格上挑戦だったが、良い反応を見せてくれた」と述べた。


 セネガレスカは父セビヘイロー、母インクレドゥリダー、その父インテルプレテという血統の3歳牝馬。アルゼンチンのエル・パライソ牧場で産まれた。4着のアヒオストロは半弟にあたる。


 今年5月16日のデビュー戦を勝利した。2戦目のダート1000mでは5着に敗れるも、前走8月28日の3戦目では芝に戻って2 1/2馬身差の快勝をおさめた。キャリアの浅い3歳牝馬が、アルゼンチン短距離路線の頂点に上り詰めた。通算成績は4戦3勝(重賞1勝)。なお、2着のジュートバタラスキーも3歳馬であり、3歳馬によるワンツー決着となった。



 サン・イシドロを制したのは、アニバル・カブレラ騎乗の2番人気⑦ホーリーリモウト(Holi Rimout)だった。好スタートから2番手につけると、直線では後続をぐんぐん突き放し、2着の⑥ホールインワン(Hole In One)に3馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分32秒19。1番人気の⑨イペルハッピー(Híper Happy)は9着に敗れた。


「馬のおかげですべてが上手くいき、明らかな勝利をおさめることができた。鍵は馬を落ち着かせることだった。直線で追い出すと力強く伸びてくれた。サン・イシドロのような重要なレースを勝てたことはとても幸せであり、誇りに思う」と、鞍上のカブレラ騎手は述べた。彼にとって2016年12月8日以来となる3回目のGⅠ制覇である。


 ホーリーリモウトは父リモート、母ブークレットホリデー、その父ハーランズホリデーという血統の3歳牡馬。アルゼンチンのフィルマメント牧場で産まれた。リモート産駒はこれがアルゼンチンGⅠ初勝利である。


 今年1月8日にデビューすると、2戦目で初勝利をあげた。その後はGⅠグラン・クリテリウムで2着、GⅠエストレージャス・ジュヴェナイルで4着、GⅠ2000ギニーで4着、GⅠポージャ・デ・ポトリージョスで3着と、世代の有力馬として存在感を放った。同日に行なわれたGⅠジョッキークルブ(芝2000m - 3歳)へは向かわず、古馬相手となるGⅠサン・イシドロに挑み、6.5kgの斤量差(60kg VS 53.5kg)を活かして見事にGⅠ初制覇を飾った。通算成績は8戦2勝(重賞1勝)。


■ スイパチャ


■ サン・イシドロ



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