• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

クールデイが10ヶ月ぶりの復帰戦を白星で飾る


写真:Hipódromo San Isidro(@HipodromoSI) https://twitter.com/HipodromoSI/status/1454550347373064195

 10月30日、アルゼンチンのサン・イシドロ競馬場でGⅠコパ・デ・オロ(芝2400m - 4歳以上)が行なわれた。


 レースは10頭立てとなった。昨年12月のGⅠカルロス・ペジェグリーニを優勝し、アルゼンチン最優秀3歳牡馬に選出されたクールデイ(Cool Day)が10ヶ月ぶりに復帰することで注目が集まった。GⅡ馬ウィンターゲスト(Winter Guest)が出走したものの、クールデイの対抗馬と目されたミステルグロバリサード(Mr. Globarizado)が怪我のため回避し、手薄なメンバーによる1戦となった。


 ④ペルベルソドバイ(Perverso Dubai)が好スタートからハナを切った。2番手には⑦デルムニェーコ(Del Muñeco)がつけ、オルテガ・パボン騎乗の①クールデイはかかり気味に内の4番手を追走した。最後の直線に入ると、クールデイは前を行く2頭の外に持ち出された。久々とは思えない鋭い末脚を見せ、2着デルムニェーコに3 1/2馬身差をつける快勝をおさめた。勝ちタイムは2分26秒77。3着にはペルベルソドバイが粘った。


「素晴らしい反応だった。調教師と厩務員はクールデイを復帰させるために大変な努力をしてくれた。私を乗せてくれたことを感謝したい。彼は故障を抱えていたが、それを克服して勝利した。この馬はアルゼンチンで最高の馬の1頭に違いない。12月のカルロス・ペジェグリーニで本番ぶっつけはしたくなかったので、前哨戦を使う必要があった。そのため、このレースに向けて仕上げた。今はレース後も無事であることを願っている」と。オルテガ・パボン騎手は述べた。


 クールデイは父ジョンFケネディ、母クールサイト、その父イークワルストライプスという血統の4歳牡馬。2017年8月27日にアルゼンチンのアボレンゴ牧場で誕生した。近親にはダービー馬コオプタード(Cooptado)、GⅠエストレージャスJFの勝ち馬コオルデナーダ(Coordenada)などがいる。


 新型コロナウイルスによる競馬中断が明けた2020年8月28日にデビューした。2戦目で初勝利をあげると、3戦目のGⅠジョッキークルブ(芝2000m - 3歳)で2着と好走した。12月にはアルゼンチン最大のGⅠ競走カルロス・ペジェグリーニ(芝2400m - 3歳以上)に出走し、テターセ、ヴィレッジキング、ピンボールウィザードといった強敵を倒して優勝した。その後は売却交渉や故障のためレースから遠ざかり、今回が10ヶ月ぶりの出走だった。通算成績は5戦3勝(重賞2勝)。


 オルテガ・パボン騎手が述べたとおり、今年の最大目標はカルロス・ペジェグリーニの連覇である。有力馬がこぞって引退した今、間違いなくこの馬がアルゼンチン古馬のNo.1であり、2005,06年と連覇したストームメイヤー(Storm Mayor)以来15年ぶりの快挙が視界に入った。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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