• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

400mにおよぶ叩き合いを制し、エンプレスタードがGⅠプロビンシア・デ・ブエノスアイレスを優勝


写真:Hipódromo La Plata(@Hipodromo_LP) https://twitter.com/Hipodromo_LP/status/1454925780102832129

 10月31日、アルゼンチンのラ・プラタ競馬場でGⅠプロビンシア・デ・ブエノスアイレス(ダ2200m - 3歳)が行なわれた。このレースは、ラ・プラタ競馬場での3歳王者決定戦にあたる。


 レースは7頭立てとなった。1番人気には、前走GⅡジョッキークラブ・デ・ラ・プロビンシア・デ・ブエノスアイレス(ダ2000m - 3歳)を勝利したエルインフォルマード(El Informado)が支持された。同レースでは2着だったが、2走前のGⅢホセ・ペドロ・ラミーレス(ダ1700m - 3歳)を5馬身差で快勝したエンプレスタード(Emprestado)が2番人気となった。この2頭による一騎打ちというのが事前の評価だった。


 その予想どおり、2強による激しい戦いが繰り広げられた。オルテガ・パボン騎乗の⑤エンプレスタードがハナを切り、フランシスコ・ゴンサルヴェス騎乗の④エルインフォルマードが2,3番手につけると、最後の直線では入り口からゴール板まで400mにおよぶ2頭の激しい叩き合いとなった。このデッドヒートをわずかに1/2アタマ差しのいだのがエンプレスタードである。良馬場の勝ちタイムは2分17秒72。3着には3番人気の⑧ミスターアリンソン(Mister Allinson)が入り、1~3番人気による堅い決着となった。


「初めてラ・プラタ競馬場で走ったGⅢホセ・ペドロ・ラミーレスでの勝ち方が良かったので、今回はとても期待していた。前走のGⅡは逃げられずに不満だったので、今回は思い切って逃げるよう指示した。理想的な結果となった。エルインフォルマードとの勝負は素晴らしかった。騎手の腕による勝利だ」と、管理するエンリケ・マルティン・フェッロ調教師は述べた。


 鞍上のオルテガ・パボン騎手は「反応は良かった。激しいバトルとなった素晴らしいレースを勝つことができた。相手の馬が前に出たら、エンプレスタードももう1度前に出てくれた」と喜んだ。


 エンプレスタードは父キャッチャーインザライ、母エンプレススタイル、その父サンレイスピリットという血統の3歳牡馬。2018年8月26日にアルゼンチンのアボレンゴ牧場で産まれた。


 今年4月21日にパレルモ競馬場でデビューし、2戦目で初勝利をあげた。その後はパレルモ競馬場の重賞を走ったが結果を残せず、8月29日のGⅢホセ・ペドロ・ラミーレスで初めてラ・プラタ競馬場に参戦すると、ここを5馬身差で快勝した。通算成績は7戦3勝(重賞2勝)。


 調教師によると、次走は11月19日にラ・プラタ競馬場で行なわれるGⅠダルド・ロチャ(ダ2400m - 3歳以上)に出走させるとのことである。その後は12月にサン・イシドロ競馬場で行なわれるGⅠカルロス・ペジェグリーニ(芝2400m - 3歳以上)を予定している。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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