• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

2021年アルゼンチン・ダービーを展望



 11月13日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)が行なわれる。このレースはアルゼンチンのダービーに相当し、今年で137回目を迎える。また、アルゼンチン3冠競走の最終戦でもある。


 今年は7頭で争われる。8日には枠順抽選会が行なわれた。


 1番人気に支持されると思われるのが、フランシスコ・ゴンサルヴェス騎乗のイルウィン(Irwin)である。1冠目のGⅠポージャ・デ・ポトランカス(ダ1600m - 3歳)の勝ち馬であり、2冠目のGⅠジョッキークルブ(芝2000m - 3歳)でも2着と好走した。少頭数の大外枠は距離ロスにならないどころか、他馬に邪魔されずに運べるというメリットがあるため、陣営は進んで大外枠を選択した。シークアゲイン産駒がリーディングジョッキーに導かれて2冠を狙う。


 そのイルウィンをジョッキークルブで倒したルシアーノ・カブレラ騎乗のソディアカル(Zodiacal)が対抗に挙げられる。12頭立ての9番人気という伏兵だったが、直線で外に持ち出されてからの末脚は鋭く、3馬身差の完勝だった。距離は大丈夫だろうが、問題は馬場である。これまでの5戦はいずれも芝であり、今回が初めてのダート挑戦となる。


 前哨戦のGⅡエドゥアルド・ケイシー(ダ2200m - 3歳)を2 1/2馬身差で勝利したフアン・ノリエガ騎乗のシャイフレンド(Shy Friend)には、2頭を逆転できる実力がある。2歳時に芝のマイルGⅠグラン・クリテリウム(芝1600m - 2歳)を優勝したが、前走で初ダートも距離延長もあっさり克服した。全姉は日本で繁殖牝馬となったシャイスター(Shy Star)という良血馬が、名手の手綱でビッグタイトルに挑む。


 ビートルフランセス(Beatle Frances)コディアックボーイ(Kodiak Boy)は共にGⅢを勝っているが、上記の3頭を退けて優勝できるとは思えない。3着争いがせいぜいだろう。ストアフロント(Storefront)は未勝利馬だが、GⅠポージャ・デ・ポトリージョスでイルウィンから2馬身差の2着に入ったのが不気味である。ヘノフォンテスターク(Jenofonte Stark)は前走8馬身差の圧勝で未勝利を脱出したが、ダービーで通用する力があるとは思えない。



【筆者予想】

◎ シャイフレンド

〇 ソディアカル

▲ イルウィン

△ ストアフロント



■ ポージャ・デ・ポトリージョス


■ ジョッキークルブ


■ エドゥアルド・ケイシー



 内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。HP運営のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

サポート : https://www.keiba-latinamerica.com/donation