• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ダルボルネルが今年最初のアルゼンチンGⅠを制する


写真:Hipódromo San Isidro(@HipodromoSI) https://twitter.com/HipodromoSI/status/1490116553177763840

 2月5日、アルゼンチンのサン・イシドロ競馬場でGⅠミゲル・アルフレード・マルティネス・デ・オス(芝2000m - 3歳以上)が行なわれた。2022年最初のアルゼンチンGⅠである。


 今年は10頭で争われた。昨年のGⅠカルロス・ペジェグリーニ(芝2400m - 3歳以上)で3着に入り、今年初戦のリステッド競走を3馬身差で快勝した⑤サンディーノルーラー(Sandino Ruler)が1番人気に支持された。昨年のマイルGⅠホアキン・S・デ・アンチョレーナ(芝1600m - 3歳以上)を優勝した4歳馬の⑥ズィリオンスター(Zillion Star)が2番人気、GⅠカルロス・ペジェグリーニで5着だった②ペロプラティナード(Pelo Platinano)が3番人気と続いた。GⅠ2000ギニー(芝1600m - 3歳)の勝ち馬⑧ベスパシアーノ(Vespaciano)も出走と、なかなかのメンバーがそろった。


 ズィリオンスターがハナを切った。2番手にサンディーノルーラー、3番手に①バンクラフ(Bamb Craf)、4番手に⑨ダルボルネル(Dalbornell)が続き、レースは縦長の展開となった。最後の直線でサンディーノルーラーが抜け出すと、外からダルボルネルが追い上げてきた。2頭の争いはウィリアム・ペレイラ騎乗の7番人気ダルボルネルが1/2馬身差で勝利した。良馬場の勝ちタイムは1分59秒67。3着には追い込んだベスパシアーノが入った。


 ダルボルネルは父ドンバリエンテ、母ビルボア、その父インキュラブルオプティミストという血統の5歳牡馬。2016年10月25日にアルゼンチンのエル・パライソ牧場で産まれた。半兄には2018年のGⅢギジェルモ・ケミスを優勝したサウサレーロ(Sausalero)がいる。


 2019年10月9日にエドゥアルド・アコサーノ調教師の管理馬としてデビューすると、無傷の3連勝をおさめた。2021年9月よりマヤンスキー・ニール調教師の下に転厩し、今年1月14日に行なわれたGⅢボタフォゴ(芝2000m - 3歳以上)で重賞初勝利をおさめた。前哨戦を勝った勢いそのままに今回のGⅠ制覇となった。通算成績は11戦6勝(重賞2勝)で、これまで1度も3着以内を外していない。なお、父ドンバリエンテはこれがGⅠ初勝利である。


「今が心身共に非常に充実している。デビューからずっと良いパフォーマンスを披露しているが、デビューから3連勝したときの状態に戻っている。前走のGⅢを勝ってから、より格上のレースに挑むべきだと思っていた。今回も良いレースをしてくれると確信していた」と、管理するマヤンスキー・ニール調教師は述べた。


 テン乗りだったウィリアム・ペレイラ騎手は「今回が初めての騎乗だったので、この馬の強さに少し驚いている。非常に激しいレースになったが、直線では力強く抜け出し、とても良い勝ち方をしてくれた」と振り返った。


 晴れてGⅠ馬となったダルボルネルの次走について調教師は、もし選出されるのなら、4月2日にチリで開かれるGⅠラティーノアメリカーノ(ダ2000m - 3歳以上)にアルゼンチン代表として出走すると明言した。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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