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2019年の愛ダービー馬ソヴリンがアルゼンチンで種牡馬入り

 また1頭大物が南米大陸にやってくる。2019年のアイルランド・ダービーを勝利したガリレオ産駒のソヴリン(Sovereign)が、今年からアルゼンチンのエル・マジン牧場で種牡馬入りすることが分かった。アルゼンチンには3月到着予定である。シンジケートが組まれ、エル・マジン牧場の他にラ・レジェンダ牧場なども株を持つ。


「数年前からガリレオ種牡馬を探していた。しかし、ガリレオ種牡馬なら誰もいいわけではなく、最高のガリレオ種牡馬の1頭が欲しかった。まさかアイルランド・ダービー馬を購入できるとは思わなかった。非常に満足している。まるでガリレオそのものを連れてこられたみたいだ」と、購入に携わったアントニオ・ブルリッチ氏は述べた。



 ソヴリンは父ガリレオ、母デヴォーテッドトゥーユー、その父デインヒルダンサーという血統の6歳牡馬。2016年4月9日にアイルランドのバロンズタウン・スタッドで産まれた。


 2018年6月にデビューすると、3戦目で初勝利をあげた。1勝馬ながら挑んだ2019年のアイルランド・ダービーでは、2着のアンソニーヴァンダイクに6馬身もの差をつける逃げ切り勝ちをおさめた。2020年にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでイネイブルの2着に入った(※3頭立て)。その後はアメリカに移籍し、昨年8月のGⅠマンノウォーSで7着を最後に現役を引退した。通算成績は15戦2勝(重賞1勝)。


 アルゼンチンではトレジャービーチ、シマドトリオンフといったガリレオ種牡馬が供用されている。ジョンFケネディもいたのだが、残念ながら今年1月27日に疝痛のため12歳の若さで亡くなった。


 エル・マジン牧場はかつて日本のハットトリックが種牡馬として供用されていた場所である。現在はハリケーンキャット、プエルトエスコンディード、ニコラスが繋養されている。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

Instagram : @kinoshita_koya1024

Mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

HP : https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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