
木下 昂也(Koya Kinoshita)
アルゼンチンのブルーストライプがGⅡサンタ・マルガリータSを優勝
4月30日にアメリカのサンタアニタ競馬場で行なわれたGⅡサンタ・マルガリータS(ダ1800m - 4歳以上牝馬)は、アルゼンチンから移籍した③ブルーストライプ(Blue Stripe)が直線で1番人気のミスビッグリー(Miss Bigly)を差し切って優勝した。これがアメリカ移籍後初勝利である。
ブルーストライプは父イークワルストライプス、母ブルースフォーセール、その父ノットフォーセールという血統の4歳牝馬。北半球では5歳換算となる。2017年10月27日にアルゼンチンのラ・マニーハ牧場で産まれた。半姉には2016年のGⅠセレクシオン(アルゼンチン・オークス)を優勝し、アメリカでも2019年のBCディスタフなどGⅠ3勝をあげたブループライズ(Blue Prize)がいる。
コロナによる競馬開催中断が明けた2020年10月19日にデビューし、デビュー戦を白星で飾った。1戦1勝馬ながら挑んだ次走のGⅠエンリケ・アセバル(芝2000m - 3歳牝馬)で3着、GⅠコパ・デ・プラタ(芝2000m - 3歳以上牝馬)でも3着と健闘。2021年3月にはGⅡを勝利し、5月のGⅠクリアドーレス(ダ2000m - 3歳以上牝馬)も優勝してBCディスタフの優先出走権を獲得した。レース後すぐにアメリカのマルセロ・ポランコ厩舎に移籍し、アメリカ初出走となったBCディスタフではマルシュロレーヌの7着だった。今回はそのとき以来となるレースだったが、アメリカ初勝利を見事に重賞で飾った。通算成績は8戦5勝(重賞3勝)。
サンタ・マルガリータSを勝利したアルゼンチン産馬は、バジャコア(Bayakoa)、パセアナ(Paseana)、トダウナダマ(Toda Una Dama)、ミスマッチ(Miss Match)、バレドリ(Vale Dori)と名牝ぞろいである。ブルーストライプは今年もBCディスタフ出走を目指しており、半姉ブループライズとの姉妹制覇なるだろうか。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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