• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

10頭立ての9番人気タングリトーナがGⅠホルヘ・デ・アトゥーチャを優勝


写真:Juan Ignacio Bozzello https://www.instagram.com/bozzellojuanignacio/

 5月1日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅠホルヘ・デ・アトゥーチャ(ダ1500m - 2歳牝馬)が行なわれた。キャリアが浅い馬同士の対決であるため混戦模様となったが、デビュー戦を10馬身差で圧勝したアグネスゴールド産駒の⑨マヌーカ(Manuca)が2.25倍とやや抜けた1番人気に支持された。4.55倍の2番人気は2歳重賞を2勝している③ラクロータ(La Crota)だった。


 ラクロータがハナを切り、2番手に⑦ニネッタ(Ninetta)がつけた。1番人気のマヌーカはスタートで出遅れて最後方からの追走となった。直線に入るとラクロータが後続との差を広げようとしたが、最内で脚を溜めていた①エンペラドーラ(Emperadora)と②タングリトーナ(Tan Gritona)に残り50mで飲みこまれた。2頭の争いはブライアン・エンリケ騎乗の9番人気タングリトーナが制した。良馬場の勝ちタイムは1分27秒27。マヌーカは6着だった。


 エンリケ騎手は本来ならデビュー戦から手綱を握っていたラクロータに騎乗予定だった。しかし、騎乗契約の都合でエンリケ騎手がタングリトーナに、ラクロータにはイバン・モナステローロ騎手が跨ることになった。エンリケ騎手は有力馬を逃した形となったが、終わってみれば運が良かった。


 タングリトーナは父フルマスト、母サルスティアーナ、その父マニピュレーターという血統の2歳牝馬。2019年7月24日にアルゼンチンのグラン・ムニェーカ牧場で産まれた。2017年からアルゼンチンで種牡馬入りしたフルマストは、これが初めての重賞・GⅠ勝利である。


 ブラジル人のジョゼー・ルイス・アラーニャ調教師の管理馬として2022年1月29日にデビュー戦すると、これを2着に1 1/2馬身差をつけて勝利した。2戦目でいきなりのGⅠ挑戦だったが、低評価を覆して勝利をおさめた。通算成績は2戦2勝(重賞1勝)。


 次走は6月末にパレルモ競馬場で行なわれるGⅠエストレージャス・ジュヴェナイル・フィリーズ(ダ1600m - 2歳牝馬)になるだろう。もしかしたら、サン・イシドロ競馬場で行なわれるGⅠデ・ポトランカス(芝1600m - 2歳牝馬)を挟むかもしれない




 内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。HP運営のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

サポート : https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2SZ4IYFB3H2AB?ref_=wl_share


【南米GⅠ馬名鑑、発売中です!】

https://note.com/koya_kinoshita/n/n2fa0cd6e260e