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名種牡馬キーデピュティーがアルゼンチンで死去


写真:El Turf https://elturf.com/ejemplares-home?id_ejemplar=266835&tipo_vista=

 5月2日、キーデピュティー(Key Deputy)が亡くなった。繋養先であるエル・アルファルファール牧場のアルフレード・カモーリ氏が発表した。健康状態が優れず2020年をもって種牡馬を引退していたが、老化によって体調がさらに悪化し、残念ながら安楽死となった。22歳だった。カモーリ氏は「エル・アルファルファール牧場史上最高の種牡馬」と同馬を称えた。


 キーデピュティーは父デピュティーミニスター、母キーフレーズ、その父フライングパスターという血統で、2000年4月14日にアメリカで産まれた。現役時代は15戦4勝。2004年のGⅢボールド・ルーラーHでの2着が重賞での最高成績になる。



 2007年7月3日のレースを最後に現役を引退すると、2008年よりアルゼンチンのエル・アルファルファール牧場で種牡馬入りした。毎年50頭前後の牝馬と種付けを行ない、2016年に1シーズンだけフィルマメント牧場で供用されたときには83頭と交配した。2020年に3頭と種付けしたのを最後に種牡馬を引退し、エル・アルファルファール牧場で繋養されていた。


 2022年5月2日時点で341頭の産駒がアルゼンチンでデビューし、通算633勝をあげている。うちGⅠは9勝である。詳しい実績はアルゼンチン・スタッドブックで閲覧できる。


■ GⅠを2勝したキーデピュティー産駒のパワーアップ(Power Up)



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

Instagram : @kinoshita_koya1024

Mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

HP : https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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