• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

マイルGⅠ2勝のパワーアップが突然死

 2020年にGⅠエストレージャス・マイル(ダ1600m - 4歳以上)とGⅠパレルモ(ダ1600m - 3歳以上)を勝利したキーデピュティー産駒のパワーアップ(Power Up)が、馬房内で倒れているのが発見され、そのまま死亡が確認された。6歳だった。現役時代に同馬を管理していたエンリケ・マルティン・フェッロ調教師が伝えた。


「馬房内で倒れていた。死因は不明である。我々は大きな悲しみを抱いている。昨年脚を骨折し、現役を引退させた。復帰させるにはリスクが大きすぎた。並外れた能力を持った馬で、キーデピュティーの血を伝える優秀な種牡馬になれただろうに、残念である」と、調教師は述べた。


 パワーアップは父キーデピュティー、母ストーミープンテーラ、その父バーンスタインという血統の6歳牡馬。2015年9月11日にアルゼンチンのラ・ケブラーダ牧場で産まれた。遠戚にはGⅠ2勝のハットプンターノ(Hat Puntano)がいる。


 2018年5月28日のデビュー戦を白星で飾ると、連勝でGⅠイシドロ・アランブル(ダ1600m - 3歳)を勝利した。その後はGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)で12着、GⅠパレルモで5着、GⅠホアキン・S・デ・アンチョレーナ(芝1600m - 3歳以上)で18着とGⅠの壁に跳ね返されたが、コロナによる競馬開催中断が明けた2020年9月11日のGⅠエストレージャス・マイルで初GⅠ制覇を飾ると、2ヶ月後のGⅠパレルモも4馬身差で制してGⅠ連勝を飾った。通算成績は19戦7勝(重賞4勝)。


 2021年8月15日のレース後に骨折が判明して現役を引退。今年からカニャーダ・リカ牧場で種牡馬として供用されることが決まっていたところでの今回の訃報である。父のキーデピュティーは5月2日に亡くなったばかりで、アルゼンチンはわずか1週間でキーデピュティーとキーデピュティーの後継種牡馬を失った。


■ GⅠエストレージャス・マイル


■ GⅠパレルモ



 内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。HP運営のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

サポート : https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2SZ4IYFB3H2AB?ref_=wl_share


【南米GⅠ馬名鑑、発売中です!】

https://note.com/koya_kinoshita/n/n2fa0cd6e260e