• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

隻眼の名馬エモーションオーペンがサン・ロレンソ・デ・アレーコ牧場で種牡馬入り

 アルゼンチンの競馬メディア『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』によると、GⅠ3勝のエモーションオーペン(Emotion Orpen)が、アルゼンチンのサン・ロレンソ・デ・アレーコ牧場で種牡馬として供用されることが分かった。現役時代の所有者であるフィルマメント牧場も種付けの権利を持つ。


「シンジケートが組まれた。権利の大部分はフィルマメントが持ち、彼のために良い繁殖牝馬を用意するつもりである。エモーションオーペンには期待している。素晴らしい競走能力と精神力を持ち、健康状態も良い。父はオーペンで、母父はディストーテッドヒューマー、牝系はフィルマメントにとってゆかりのものである。血統も申し分ない」と、フィルマメント牧場のエセキエル・バジェ氏は明かした。


 サン・ロレンソ・デ・アレーコ牧場のマリオ・ノビージョ氏は「アルゼンチン国内No.1のフィルマメント牧場と素晴らしい種牡馬を共有できるとは、我々にとって素晴らしいプロジェクトである。エモーションオーペンは高い競走能力を持ち、素晴らしい母系の持ち主である。種牡馬としての成功は間違いない」と述べた。


 エモーションオーペンは父オーペン、母アンアヴェイラブル、その父ディストーテッドヒューマーという血統の6歳牡馬。2015年9月5日にアルゼンチンのフィルマメント牧場で産まれた。母母にアルゼンチンの3歳牝馬GⅠを3勝した名牝エモーションパレード(Emotion Parade)がいる。


 幼少期に母親に蹴られて右目の視力を失った。本来であれば、フィルマメント牧場で産まれた牡馬はセリに出されるのだが、隻眼であるため上場できず、同牧場の所有として競走馬になった。通算成績は24戦8勝(重賞7勝)。2018年のGⅠプロビンシア・デ・ブエノスアイレス(ダ2200m - 3歳)、2020年のGⅠダルド・ロチャ(ダ2400m - 3歳以上)、2021年のGⅠエストレージャス・クラシック(ダ2000m - 3歳以上)とGⅠを3勝した。昨年9月26日、南米選手権へのステップレースとしてGⅢイタリア(ダ2000m - 4歳以上)に出走したが、ゴール直後に大怪我を負ってジョッキーが下馬、そのまま現役を引退した。


■ 2018年プロビンシア・デ・ブエノスアイレス


■ 2020年GⅠダルド・ロチャ


■ 2021年GⅠエストレージャス・クラシック



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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