• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

インペラドールがアルゼンチンのチェナウト牧場で種牡馬入り


写真:Kentucky Downs(@KYDownsRacing) https://twitter.com/KYDownsRacing/status/1436812715130040323

 アルゼンチンGⅠを2勝し、アメリカに移籍後はGⅡキャルメット・ターフ・カップSを優勝したトレジャービーチ産駒のインペラドール(Imperador)が、今年からアルゼンチンのチェナウト牧場で種牡馬として供用される。すでにアルゼンチンに帰国しており、種付けシーズンに備えている。


「我々の生産馬が種牡馬入りするのはこれが初めてのことである。彼の種牡馬生活を最大限に支援するつもりだ。インペラドールはアルゼンチンでもアメリカでも素晴らしい競走生活を送った。父のトレジャービーチからガリレオを、母方からデインヒルを受け継いでいるという血統背景も申し分ない。牡馬らしい顔つきに、均整の取れた馬体。気性もおだやかで、彼と仕事をするのは本当に楽だった。種牡馬として成功する要素をすべて兼ね備えている」と、同馬を生産・所有するヒオ・ドイス・イルマノス牧場のアルベルト・フィゲイレード氏は期待を露わにした。


 インペラドールは父トレジャービーチ、母ダッチェスロイヤル、その父デインヒルという血統の5歳牡馬。ヒオ・ドイス・イルマノス牧場の生産馬として2016年10月26日にアルゼンチンで産まれた。


 2019年4月24日のデビュー戦を白星で飾った。3歳初戦となった3戦目のGⅠ2000ギニーでは、見事な差し切り勝ちをおさめて重賞初制覇を果たした。その後はGⅠジョッキークルブで2着、GⅠカルロス・ペジェグリーニで4着と惜しい競馬が続いたが、2020年初戦のGⅠミゲル・アルフレード・マルティネス・デ・オスを逃げ切り、GⅠ2勝目をあげた。同年3月14日には地元サン・イシドロ競馬場で行なわれたGⅠラティーノアメリカーノにアルゼンチン代表として出走したが、ブラジル代表馬に騎乗したカルロス・ラヴォール騎手の不可解な妨害に遭って6着に敗れた。


 ラティーノアメリカーノの後、インペラドールはアメリカのパウロ・ロボ調教師の下に移籍した。2020年9月23日にアメリカデビューを果たしたが、なかなか勝ち星をあげることができなかった。2021年7月17日のGⅠユナイテッド・ネーションズSで2着に入り復調気配を見せると、9月11日にケンタッキー・ダウンズ競馬場で行なわれたGⅡキャルメット・ターフ・カップSをコースレコードで勝利し、アメリカ初勝利をおさめた。その後は優先出走権を得たBCターフに出走を予定していたが、体調が万全ではないとして回避し、結局そのまま現役を引退することになった。通算成績は14戦4勝(重賞3勝)。


■ 2000ギニー


■ ミゲル・アルフレード・マルティネス


■ キャルメット・ターフ・カップS



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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