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良血馬スカルペッタがGⅡパルティクラで待望の重賞初制覇


写真:Hipódromo San Isidro(@HipodromoSI) https://twitter.com/HipodromoSI/status/1530657189614043137

 5月28日にアルゼンチンのサン・イシドロ競馬場で行なわれたGⅠパルティクラ(芝2200m - 3歳以上牝馬)は、フアン・ノリエガ騎乗の3番人気③スカルペッタ(Scarpetta)が、3番手追走から直線抜け出し、2着の⑦エネストローサ(Henestrosa)に3 1/2馬身差をつける快勝をおさめた。良馬場の勝ちタイムは2分14秒75。1番人気に支持されたアグネスゴールド産駒のラヴストーリー(Love Stroy)は3着だった。


「才能のある牝馬。良い走りをしてくれた。道中は3番手につけ、直線に入ってすぐに外のスペースに出し、素晴らしい形で勝利をおさめた。今日は長らくラ・プロビデンシアの主戦を務めていたアルタイル・ドミンゴスが来ており、彼と勝利を分かち合えて嬉しい」と、鞍上のフアン・ノリエガ騎手は述べた。


 スカルペッタは父スーパーセイヴァー、母スカルラット、その父オーペンという血統の3歳牝馬。2018年8月30日にアルゼンチンのラ・プロビデンシア牧場で産まれた。母のスカルラット(Scarlatt)はGⅡ馬で、半姉に2020年のGⅠポージャ・デ・ポトランカスを7馬身差で勝利したスコティッシュスター(Scotish Star)がいるという良血馬である。


 デビュー前から期待されていたが、2021年5月31日のデビュー戦を7馬身、10月29日の2戦目を3馬身差で勝利したことでいっそう注目される存在となった。しかし、12月のGⅠコパ・デ・プラタ(芝2000m - 3歳以上牝馬)で10着と大敗し、その後もGⅡで5着、GⅠで5着と結果を残せなかった。今回から鞍上がフアン・ノリエガ騎手に代わり、名手に導かれて待望の初重賞勝利となった。通算成績は6戦3勝(重賞1勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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