• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アルゼンチンの名繁殖牝馬サーフポイントが22歳で死去

 6月5日、アルゼンチンのエル・マジン牧場で繁殖牝馬をしていたサーフポイント(Surf Point)が亡くなった。22歳だった。アルゼンチンの競馬メディア『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』が報じた。


「非常に悲しい知らせだが、わたしは彼女が我々に与えてくれ、今なお与え続けてくれていることに対する喜びや感謝と共に彼女を記憶に留めたい」と、エル・マジン牧場を運営するアントニオ・ブルリッチ氏は述べた。


 サーフポイントは父ルイキャトルズ、母サーフィング、その父サザンヘイローという血統で、1999年10月16日にアルゼンチンのラ・ケブラーダ牧場で産まれた。現役時代は4戦2勝の成績を残し、2003年よりエル・マジン牧場で繁殖牝馬となった。


 2008年7月26日に4番仔として産まれたアプティチュード産駒のランヘ(Lange)は、2011年にアルゼンチンのダービーにあたるGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)を、12頭立ての10番人気ながら優勝した。


 サーフポイントの名を一躍有名にしたのは、2013年8月25日にハリケーンキャットとの間に産んだ7番仔のプエルトエスコンディード(Puerto Escondido)である。奇妙な戦績の持ち主で、未勝利馬として挑んだ2016年のGⅠカルロス・ペジェグリーニで2着に入ると、翌年2月4日のGⅠミゲル・アルフレード・マルティネス・デ・オスを勝利し、キャリア初白星を古馬混合のGⅠでおさめた。この年はGⅠコパ・デ・オロ、GⅠカルロス・ペジェグリーニも制し、年度代表馬、最優秀古馬牡馬、最優秀長距離馬とタイトルを独占した。2018年のGⅠミゲル・アルフレード・マルティネス・デ・オスで連覇を達成後に引退し、現在は産まれ故郷のエル・マジン牧場で種牡馬をしている。


 サーフポイントは2019年にフラゴテーロ(Fragotero)と種付けされたが不受胎となり、この年を最後に繁殖牝馬を引退した。計12頭の仔を産み、そのうち9頭が競走馬としてデビュー、7頭が勝ち上がり、2頭がGⅠ馬となった。2017年のアルゼンチン最優秀繁殖牝馬は、プエルトエスコンディードを通じてこれからもアルゼンチンのサラブレッドに影響を与えていく。


■ プエルトエスコンディードが勝利した2017年のGⅠカルロス・ペジェグリーニ



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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