• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

短距離王リュティエブルース、GⅠエストレージャス・スプリントも完勝


リュティエブルース(Luthier Blues)
写真:Revista Palermo https://www.revistapalermo.com.ar/notas/1755-luthier-blues-es-sinnimo-de-hegemona-en-la-recta

 6月25日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅠエストレージャス・スプリント(ダ直1000m - 3歳以上)が行なわれた。


 例年は多頭数で争われるが、8連勝中の短距離王②リュティエブルース(Luthier Blues)が出走してきたことで回避が続出し、今年はわずか6頭立ての開催となった。そのリュティエブルースが単勝1.35倍で圧倒的な1番人気に推された。唯一対抗できそうな6連勝中の3歳牝馬③アットアグランス(At A Glance)が2番人気になった。


 レースはリュティエブルースの公開調教にすぎなかった。2番枠から徐々に外ラチに向かって進路を取ると、残り500m地点で早くも先頭に立ち、余裕の手応えで2着に6馬身差をつける快勝をおさめた。良馬場の勝ちタイムは54秒46。2着には④ブレベメンサヘ(Breve Mensaje)が入り、3着はアットアグランスだった。


「レーシングマシンみたいな馬である。スタートはあまり良くなかったが、それはいつものこと。馬には余裕があり、残り500mのところで勝利を確信した。乗り替わりのプレッシャーはなかったが、仲間の事故によるものだったので良い気分でもなかった。これは自分の勝利ではない。いずれにせよ、馬は言葉が見つからないほど素晴らしい。スタンドの歓声がよく聞こえた。こんな歓声を聞くのはキャンディライド以来だね」と、代打騎乗を任されたロドリゴ・ブランコ騎手は述べた。


 リュティエブルースの主戦はブライアン・エンリケ騎手である。だが、騎乗契約の都合で今回は他の馬に騎乗しなければならなかった。替わりに手綱を任されたのは、デビュー戦で騎乗したホルヘ・ペラルタ騎手だった。しかし、ペラルタ騎手は25日のレースで落馬・負傷し、急遽ロドリゴ・ブランコ騎手に大役が回ってきたのである。


 リュティエブルースは父ルブルース、母ハウスルールズ、その父ハウスバスターという血統の4歳牡馬。2017年9月13日にアルゼンチンのエル・パライソ牧場で産まれた。


 今回の勝利により、2021年7月17日から続く連勝が9に伸びた。重賞は出走7連勝、GⅠは出走4連勝である。アルゼンチンには直線1000mのGⅠが5競走あるが、リュティエブルースはそのうち4つを制した。10月にサン・イシドロ競馬場で行なわれるGⅠスイパチャ(芝直1000m - 4歳以上)を勝てば完全制覇となる。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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