• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

追加登録したマリブースプリングがGⅠエストレージャス・マイルを勝利、登録料を回収


マリブースプリング(Malibú Spring)
写真:Juan Ignacio Bozzello

 6月25日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅠエストレージャス・マイル(ダ1600m - 3歳以上)が行なわれた。


 今年は8頭で争われた。5月1日のGⅠデ・ラス・アメリカス(ダ1600m - 3歳以上)の勝ち馬⑥チャンタジョイ(Chanta Joy)が1番人気に支持された。2番人気は前走GⅡを快勝した⑧マリブースプリング(Malibú Spring)で、150万ペソの追加登録料を払っての出走となる。2021年の最優秀2歳牡馬④フィエルアミーゴ(Fiel Amigo)、重賞3勝の4歳牝馬③シエンプレエンミメンテ(Siempre En Mi Mente)も注目された。


 ①スーペルインテル(Súper Inter)が最内枠から飛ばしてハナを切り、2番手にフィエルアミーゴがつけた。人気どころではマリブースプリングが3番手、チャンタジョイとシエンプレエンミメンテは後方からの競馬となった。直線に入るとウィリアム・ペレイラ騎乗のマリブースプリングが抜け出し、後続に5馬身差をつける完勝をおさめた。良馬場の勝ちタイムは1分33秒71。2着にはチャンタジョイが入り、3着は進路を切り替えて追い込んだシエンプレエンミメンテだった。


「馬は10ヶ月前に調教に復帰した。目標はコンスタントに出走できるようにすることだった。調教をほとんどせずに1400mのレースを使い、次は軽めの調教しかせずに1600mを走らせた。前走のGⅡを勝ったときに追加登録料を払うと決めた。すでに登録料分の賞金は稼いでいたし、馬主に相談して了承を得られた。今日のパフォーマンスには10点満点をつけられる」と、同馬を管理するマルセロ・スエルド調教師は述べた。


 マリブースプリングは父グリーンスプリング、母マツムラ、その父エディターズノートという血統の4歳牡馬。2017年8月31日にアルゼンチンのビケーダ牧場で産まれた。2020年7月に亡くなったグリーンスプリングは、これが父としてGⅠ初勝利である。


 2020年9月15日のデビューを白星で飾った。馬体の問題により2020年はこの1戦のみ、021年も1戦しか走らなかった。今年4月から本格的にレースに復帰すると、前走のGⅡを5馬身差で快勝。150万ペソの追加登録料を支払ってエストレージャス・マイルに出走し、見事に1着賞金435万ペソを獲得した。通算成績は6戦5勝(重賞2勝)。


 ちなみに、追加登録した馬がエストレージャス競走を勝つのは、2015年のリステッド競走エストレージャス・ジュニオール・スプリント(芝直1000m - 2歳)を勝ったサッサグーラスプリングス(Sassagoula Springs)以来史上2頭目であり、GⅠ格では初めてのことである。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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