• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

伏兵ソヴィエトキャッチが豪快な追い込みでGⅠエストレージャス・ディスタフを優勝


ソヴィエトキャッチ(Soviet Catch)
写真:Revista Palermo https://www.revistapalermo.com.ar/notas/1753-soviet-catch-finalmente-cosech-ese-xito-de-mxima-jerarqua-que-tanto-mereca

 6月25日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅠエストレージャス・ディスタフ(ダ2000m - 3歳以上牝馬)が行なわれた。


 12頭と頭数がそろったことに加えて、牝馬の有力馬・素質馬がこぞって出走したため、今年のエストレージャス競走の中でもっとも面白いレースという戦前の評価を得た。昨年のGⅠセレクシオンでカルタエンブルハーダ(Carta Embrujada)とクビ差の大接戦を演じた素質馬②aスーペルビジュー(Súper Bijou)、GⅠクリアドーレス(ダ2000m - 3歳以上牝馬)の勝ち馬⑥ラバリダーダ(La Validada)、2着の⑫サマーライ(Summer Rae)、前走GⅡパルティクラ(芝2200m - 3歳以上牝馬)を制してここに臨む良血馬⑩スカルペッタ(Scarpetta)などに注目が集まった。


 2番人気のサマーライがハナを切り、その後ろに1番人気のスーペルビジュー、3番人気のラバリダーダ、さらにその後ろにスカルペッタという有力馬が続いた。人気馬での順当な決着かと思われた。しかし、道中は後方で脚を溜めていたフランシスコ・ゴンサルヴェス騎乗の11番人気⑪ソヴィエトキャッチ(Soviet Catch)が直線大外から末脚を爆発させ、ラバリダーダを半馬身差差し切って優勝した。良馬場の勝ちタイムは2分1秒50。3着には逃げたサマーライが粘った。1番人気のスーペルビジューは9着と大敗した。


「前走の初騎乗では追走に苦労したが、今回は道中の手応えが良く、直線の入口で自由に振る舞える位置につけることができた。良いレースができて満足している。パブロフスキー調教師をはじめチームのみんなに感謝したい」と、鞍上のフランシスコ・ゴンサルヴェス騎手は述べた。


 ソヴィエトキャッチは父キャッチャーインザライ、母ソヴィエトレディー、その父オーペンという血統の4歳牝馬。2017年9月3日にアルゼンチンのカランパンゲ牧場で産まれた。2代母のスルーブリオーサ(Slew Briosa)はGⅠ1000ギニーの勝ち馬である。


 2020年3月2日にパレルモ競馬場でデビューし、3戦目で初勝利をあげた。昨年はGⅠクリアドーレスで84.90倍の人気薄ながら2着、エストレージャス・ディスタフで3着と健闘したが、重賞を勝つことはできなかった。今年は4月から始動したものの2戦して勝ち星はなく、重賞未勝利ということも相まって人気を落としていたが、テン乗りの前走で馬の特徴をつかんだ鞍上の好騎乗に助けられ、念願の重賞初勝利をGⅠの大舞台で決めた。通算成績は14戦3勝(重賞1勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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