• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

イバールがジョナサン・B・シュスター・メモリアルをレコードで勝利


イバール(Ivar)
写真:John G. Dooley(@JohnGDooley) https://twitter.com/JohnGDooley/status/1545888689343139843

 7月9日にホースシュー・インディアナポリス競馬場で行なわれたリステッド競走ジョナサン・B・シュスター・メモリアルS(芝1700m - 4歳以上)は、ジョー・タラモ騎乗のアグネスゴールド産駒⑫イバール(Ivar)が勝利した。外枠からのスタートはまずまずだったが、道中は前後に分かれた馬群の真ん中を追走すると、直線ではこれが8ヶ月ぶりの出走とは思えない末脚で差し切り勝ちをおさめた。勝ちタイム1分39秒49は、同競馬場の芝1700mのレコードタイムだった。


 イバールは父アグネスゴールド、母メイビーナウ、その父スマートストライクという血統の6歳牡馬。2016年10月4日にアルゼンチンを本拠地とするヒオ・ドイス・イルマノス牧場のブラジル拠点で産まれた。母のメイビーナウはブラジルのGⅡマルシアーノ・ヂ・アギアール・モレイラの勝ち馬である。


 2019年5月5日にアルゼンチンでデビューし、無傷の3連勝で2歳GⅠを2勝し、その年のアルゼンチン最優秀2歳牡馬に選出された。能力を評価され、3歳になるとすぐにアメリカへ渡り、パウロ・ロボ調教師の管理馬となった。


 2022年は不運続きの幕開けだった。4月15日のGⅠメイカーズ・マーク・マイルSは調整不足のため回避。5月6日のGⅠターフ・クラシックSが始動戦となるはずも、軽傷により取り消しとなった。7月2日のGⅡワイズダンSで復帰予定も開催が延期。仕方なくインディアナポリスのジョナサン・B・シュスター・メモリアルSに回った。昨年11月6日のBCマイル以来8ヶ月ぶりの出走だったが、ここでは実力が違った。通算成績は12戦6勝(重賞3勝)。白星は2020年10月3日のGⅠシャドウェル・ターフ・マイルS以来である。


 レース前、RDIのアルベルト・フィゲイレード氏はアルゼンチンの競馬メディア『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』に対し、「大事なのは遅れを取り戻すこと。勝ってくれれば最高だが、インディアナで勝つことよりももっと先を見据えている。良い走りをして、状態を上げ、健康でいてほしい。ブリーダーズカップ出走にはまだ多くの選択肢が残されているのだから」と述べていた。以前に述べられたプランに従うのなら、この後は8月13日にチャーチルダウンズ競馬場で行なわれるGⅠアーリントン・ミリオンSに出走し、11月のBC出走を最大目標としている。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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