• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

BCディスタフ姉妹制覇へ、ブルーストライプがGⅠクレメント・L・ハーシュSを勝利

 8月6日にデルマー競馬場で行なわれたGⅠクレメント・L・ハーシュS(ダ1700m - 3歳以上牝馬)は、アルゼンチンから移籍した⑦ブルーストライプ(Blue Stripe)が勝利した。エクトル・ベリーオス騎手を背に道中は中団を追走すると、直線の入口で先頭に立ってそのまま押し切った。良馬場の勝ちタイムは1分42秒97。


「人気馬の後ろという良いポジションにつけられた。GⅠを勝ててとても幸せ。マルセロ・ポランコをはじめ、チームの全員に感謝する」と、エクトル・ベリーオス騎手はスペイン語混じりの英語で述べた。ベリーオス騎手はチリ人で、悲願のアメリカ重賞・GⅠ勝利を同じくチリ人のマルセロ・ポランコ調教師が管理する南米産馬で成し遂げた。


 ブルーストライプは父イークワルストライプス、母ブルースフォーセール、その父ノットフォーセールという血統の5歳牝馬。2017年10月27日にアルゼンチンのラ・マニーハ牧場で産まれた。半姉には2019年のBCディスタフを勝ったブループライズ(Blue Prize)がいる。


 新型コロナウイルスによる競馬開催中断の影響で、デビューしたのは2020年10月19日と遅かった。このデビュー戦を勝利すると、2戦目のGⅠエンリケ・アセバルで3着、3戦目のGⅠコパ・デ・プラタでも3着と好走し、才能の片鱗を見せた。翌年5月1日のGⅠクリアドーレスを勝利してBCディスタフの優先出走権を手に入れると、即座にアメリカに移籍し、マルセロ・ポランコ調教師の管理馬となった。


 アメリカ初戦としていきなりBCディスタフに挑んだが、マルシュロレーヌの7着に敗れた。今年4月30日のGⅡサンタ・マルガリータSを勝って北米重賞初制覇をおさめると、前走のGⅡサンタ・マリアSではプライヴェートミッション(Private Mission)の2着だった。今回はそのプライヴェートミッションを逆転しただけでなく、GⅠ馬シーデアーズザデヴィル(Shedaresthedevil)を撃破してアメリカGⅠ初制覇を飾った。通算成績は10戦6勝(重賞4勝)。


 アルゼンチン産馬がクレメント・L・ハーシュSを制するのは、1990年のバジャコア(Bayakoa)、1994年のパセアナ(Paseana)、1996年のディファレント(Different)、2004年のミスローレン(Miss Loren)以来5頭目である。勝ち馬にはBCディスタフの優先出走権が与えられる。半姉ブループライズとの姉妹アメリカGⅠ制覇を叶えたブルーストライプが、今度は姉妹でのBCディスタフ制覇に挑む。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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