• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ノスディヒモストドがGⅠセレクシオンを6馬身差で快勝してアルゼンチン・オークス馬に


ノスディヒモストド(Nos Dijimos Todo)
写真:Revista Palermo https://www.revistapalermo.com.ar/notas/1991-nos-dijimos-todo-y-una-actuacin-para-sacarse-el-sombrero


 10月7日、アルゼンチンのパレルモ競馬場でGⅠセレクシオン(ダ2000m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはアルゼンチンのオークスにあたる。


 エストレージャスJFの勝ち馬ヌエバフラガンシア(Nueva Fragancia)が前日に取り消して8頭立てとなった。前哨戦を6馬身差で快勝した⑨ラッキーユー(Lucky You)が3.20倍で1番人気に支持された。GⅠポージャ・デ・ポトランカスの3着馬⑦オビアスター(Obia Star)、4着馬⑥スーパーシャイン、(Super Shine)、5着馬③ノスディヒモストド(Nos Dijimos Todo)が注目され、2歳GⅠを2勝した④タングリトーナ(Tan Gritona)は3番人気となった。


 タングリトーナがハナを切り、スーパーシャインがかかり気味に競りかけていった。2番手にはノスディヒモストドと⑧ミラグローサスレーニャ(Milagrosa Sureña)がつけた。直線でグスタボ・カルベンテ騎乗の2番人気ノスディヒモストドが逃げた2頭の間から楽々と先頭に立つと、後続を一方的に突き放して快勝した。良馬場の勝ちタイムは2分3秒37。6馬身差の2着は追い込んだオビアスターで、3着にはスーパーシャインが粘った。

 

「馬主と生産牧場のためにセレクシオンのようなビッグレースを勝ててとても満足している。父のコズミックに初めてのGⅠ勝利を届けられたのも嬉しい。チームの仕事のおかげでこの喜びを味わうことができた。道中はすべてが上手くいき、驚くくらい楽勝だった」と、鞍上のグスタボ・カルベンテ騎手は振り返った。


 管理するフアン・サルディビア調教師は「ヤバかった。距離が長いのではと心配していたので、こんな勝ち方をするとは思っていなかった。素晴らしい勝利だった。前走のポージャ・デ・ポトランカスが終わっても体調が良く、ここに向けて仕上げる猶予をもらえたのが良かった」と述べた。



 ノスディヒモストドは父コズミックトリガー、母フォルマリサディータ、その父フロイドという血統の3歳牝馬。2019年9月7日にアルゼンチンのマロービ牧場で産まれた。馬主はフアン・アントニオ。


 2022年2月26日にデビューし、3戦目の未勝利戦を7馬身差で勝利した。前走のGⅠポージャ・デ・ポトランカスではウナアラバレーラ(Una Arrabalera)の5着に敗れたが、見事に体勢を立て直してアルゼンチン・オークス馬に輝いた。通算成績は5戦2勝(重賞2勝)。


 父のコズミックトリガー(Cosmic Trigger)はキャンディライドの半弟という良血馬である。現役時代はフアン・アントニオの所有、グスタボ・カルベンテの騎乗で2戦2勝という成績を残した。2016年からアルゼンチンのアボレンゴ牧場で種牡馬入りし、今回が産駒のGⅠ初勝利となった。

 



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