• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

バンクラフがGⅠサン・イシドロを制して父マスタークラフツマンに初のアルゼンチンGⅠを贈る


バンクラフ(Bamb Craf)
写真:Hipódromo San Isidro(@HipodromoSI) https://twitter.com/HipodromoSI/status/1581475554637012992


 10月15日、アルゼンチンのサン・イシドロ競馬場でGⅠサン・イシドロ(芝1600m - 3歳以上)が行なわれた。


 ラ・プラタ競馬場の重賞を6連勝中の⑩ドンエンペーニョ(Don Empeño)が期待されたが、芝ではこれまで3戦していずれも2桁着順に大敗していることから、人気は6番人気と伸びなかった。前走の条件戦を7馬身差で圧勝した⑪バンクラフ(Bamb Craf)が1番人気に支持された。2番人気の②コドリンジャー(Codringer)は近7走で6勝2着1回と絶好調である。前哨戦のGⅡを勝った⑬アスパベント(Aspavento)にも注目。2020年のGⅠジョッキークルブの勝ち馬⑦マリニャック(Marignac)は復活の勝利なるか。


 ①グロッソアモール(Grosso Amor)がレースを引っ張り、バンクラフが2番手につけた。コドリンジャーは前から5,6番手の内に控えた。ロドリゴ・ブランコ騎乗のバンクラフが直線に入ってすぐに先頭に立つと、ドンエンペーニョの追い上げを難なく振り切って優勝した。良馬場の勝ちタイムは1分36秒15。2 1/2馬身差の2着にドンエンペーニョが入り、3着はグロッソアモールが粘った。


「これまでは2000mのGⅠに挑戦したが、長距離向きであるマスタークラフツマン産駒のわりにこの馬はスピードのあるので、マイルのほうがより適しているのではないかと考えた。ダートもこなせなくはないが、芝のほうが能力を発揮できるだろう。それもマスタークラフツマン産駒の特徴。目標としていたレースを勝つことができて非常に嬉しい」と、ニコラス・ガイタン調教師は述べた。



 バンクラフは父マスタークラフツマン、母バンヘイロー、その父サザンヘイローという血統の5歳牡馬。2017年10月12日にアルゼンチンのフィルマメント牧場で産まれた。父のマスタークラフツマンは2016年と2019年に同牧場で種牡馬として供用され、これがアルゼンチンでの産駒のGⅠ初勝利となった。


 2021年7月24日のデビュー戦を白星で飾った。その後はリステッド競走を勝ったものの、GⅠでは4走して4回とも歯が立たなかった。前走は自己条件に戻って7馬身差の圧勝。勢いそのままに悲願のGⅠ初制覇を果たした。通算成績は12戦5勝(重賞1勝)。




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