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  • 木下 昂也(Koya Kinoshita)

サン・イシドロ競馬場のラボがIFHAのリファレンス・ラボラトリーに指定見込み

 南米大陸に待望の IFHA リファレンス・ラボラトリーが誕生する見込みとなった。


 国際競馬統括機関連盟(IFHA)の副会長を務めるオラシオ・エスポーシト氏は、アルゼンチンの競馬メディア『レビスタ・パレルモ(Revista Palermo)』の取材に対し、アルゼンチン・ジョッキークラブ(=サン・イシドロ競馬場)の検査機関が近日中に IFHA のリファレンス・ラボラトリーに指定される見込みであると明かした。正式に承認されれば、2022年7月に指定された日本の競走馬理化学研究所に次いで世界で7番目、南米大陸では初の認定機関となる。



 現在、南米諸国はブラックタイプ競走における競走馬の検体を外国の認定機関に検査してもらっている。アルゼンチンはフランスの "Laboratoire Des Courses Hippiques"、チリはオーストラリアの "Racing Analytical Services Limited"、ブラジルはアメリカの "University of California at Davis" に委託している。


 しかし、外国に委託することによって検査費用がかかること、検査結果が出るまでに時間がかかること、着順の確定までに1ヶ月ほど要することなどが問題視されている。サン・イシドロ競馬場の検査機関が認定されることで、検査を南米大陸内で完結することができ、こうした問題が解消されると期待されている。


 エスポーシト副会長は、数年前からサン・イシドロ競馬場の検査機関を認定ラボにするために取り組んできた。同氏によると、昨年アルゼンチン・ジョッキークラブは検体をフランスに送らなくてよいという例外が認められた。今年は、GⅠ競走の検体はフランスに委託するが、サン・イシドロ競馬場で行なわれる他のブラックタイプ競走の検体はフランスに送らなくてよいという特例が出された。その結果、まだ他の認定機関と比べて満たしていない要件はあるものの、IFHA リファレンス・ラボラトリーとして指定されるだろうとのことである。


 サン・イシドロ競馬場の認定ラボは、南米大陸内のすべてのブラックタイプ競走の検体を検査することができる。しかし、南米域外から検体を受け入れるにはまだ時間がかかるとの見通しである。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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