
木下 昂也(Koya Kinoshita)
リオネル・メッシの名言(暴言)が馬名になる
アルゼンチンがワールドカップを優勝したことは、アルゼンチン競馬界にも大きな影響を与えている。アルゼンチン代表はスカローニ監督が率いていたため『ラ・スカロネータ(La Scaloneta)』という愛称で呼ばれており、優勝後にはさっそくラスカロネータという名前の馬が誕生した。
つい最近、サッカー・アルゼンチン代表に関連した馬名が再びつけられた。だが、今回はおふざけのニュアンスが強いかもしれない。
カタール・ワールドカップの準々決勝アルゼンチンVSオランダは、PK戦の結果アルゼンチンが勝利した。荒れ模様の1戦となり、試合が終わっても両者のヒートアップは続いた。
この試合でもっとも印象的なシーンであり、かつ、アルゼンチン国内では伝説の一言としてTシャツまで発売された場面がある。アルゼンチンの英雄リオネル・メッシがインタビューに答えている最中、通りがかったオランダ代表のボウト・ベグホルストに対して「何見てんだよ、バカ野郎! 失せろ!」と激怒したのである。
この「何見てんだよ、バカ野郎!」、スペイン語で言う「ケ・ミラ・ボボ(Qué mirá bobo)」というメッシの名言(暴言)が馬名として採用された。2022年11月23日に産まれたばかりのドモネット産駒の牡馬が、ケミラボボと名づけられたのである。
「何見てんだよ、バカ野郎!」だが、最近 SNS に載せられた動画では、馬名の由来をまったく感じさせない可愛らしい姿を見せている。2,3年後にはおそらく「何見てんだよ、バカ野郎!」ブームは去っているだろうが、再ブームを巻き起こすくらいの活躍を見せてほしいところである。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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