
木下 昂也(Koya Kinoshita)
GⅠマイプーで2着入線のルモールが3種の薬物違反で失格に

写真:Hipódromo de Palermo https://www.palermo.com.ar/assets/upload/app_resolucion_de_carreras/file/364__8042db394bbd9e6a9a3470f2e2a9486b.pdf
1月5日、アルゼンチンのパレルモ競馬場が裁決書を発表した。それによると、2022年11月12日のGⅠマイプー(ダ直1000m - 3歳以上)で2着に入線したルモール(Le Mall)の検体から、トリキニーネ、ジイソプロピルアミン、クレンブテロールという3つの禁止薬物が検出された。フランスにある国際競馬統括機関連盟(IFHA)の認定ラボである "Laboratoire des Courses Hippiques" の調査によって判明した。
検査結果は2022年12月26日にルモールを管理するアシスタント・トレーナーのフェルナンド・パネット調教師に伝えられた。パネット師には抗弁の機会が与えられたが、パレルモ競馬場側が期日までに同師から何の抗弁も受け取らなかったため、ドーピング違反とレースの失格を確定させた。2022年GⅠマイプーの最終着順は以下のとおり。
1着:ラブラード(Labrado)
失格:ルモール(Le Mall)
2着:セニョールアルティスタ(Señor Artista)
3着:ロレンソライ(Lorenzo Rye)
ルモールは2022年12月26日から2024年8月25日まで20ヶ月の出走停止。フェルナンド・パネット調教師にも2022年12月26日から2024年8月25日まで20ヶ月の調教師資格停止処分が科された。
また、ルモールのメイン調教師であるギジェルモ・バグリエット調教師は、別件で2023年1月9日まで資格停止となっていたが、新たに20ヶ月の処分が上乗せされ、2024年9月9日まで資格停止が延長された。
■ GⅠマイプー(ルモールは2着入線)


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